Shorts&Medium(HP)

□Girl who closed the heart
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「・・・名前は何も悪くない。」
耳元で囁くスネイプ先生は色気がある。
「名前、我輩の話を聞いてくれるか?」
そういって、スネイプ先生は話してくれた。
一人の女性が好きだったこと。
その女性に穢れた血といってしまったこと。
闇の魔術に没頭してしまったこと。
そして、グリフィンドールの連中に散々な目に合わされたこと。
「・・・スネイプ先生も大変だったんですね。」
今度は私が先生を優しく抱きしめる。
先生の表情は幼き大人しい子供の様。
「・・・名前、それから我輩は心を閉ざすことにしたのだ。」
「先生、教えてください。心を閉ざす方法を。」
そういうと、先生は私の手を握り立ち上がる。
「・・・承知。罰則は特別になしだ。」
スネイプ先生と共にスタスタと歩きだした。
彼の部屋に向かって...

「ついたぞ。」
「失礼します...」

初めて入るスネイプ先生のお部屋。
シンプルで薬学や闇の魔術の本などがずらっと置いてあり、少し薬品臭い。

「こっちだ...」

そういって、スネイプ先生に招かれた。
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