Shorts&Medium(HP)

□I Love you...
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「ほら、ついたぞ。名前。」
そこは、告白したあの丘だった。
セブルスがとっておきの場所があるといって連れてきてくれた場所。
丘には花がたくさん咲き誇り、近くに流れる川はとても澄んでいて綺麗。
そして、夕日は二人を温かく照らしてくれる。
一匹の黒猫がいた、瀕死状態だった。
(・・・しずかにころしてあげようか)
ふと考えてしまった言葉。
でも、ころしてしまったら黒猫の人生が台無しになる。
「セブルス、この猫可哀想。」
あぁ、慈悲を求めてしまった。
「・・・そうだな、名前は使い魔いるのか?」
いないよ、セブルス。梟しかいない。
「なら、名前の使い魔にしてしまえば良い。」
セブルスと私のペット兼使い魔がいい。
そういって、彼に抱きつき甘える。どこかの子猫のように。
「・・・わかった、名前。我輩と名前の使い魔兼ペットにしよう。」
嬉しくて、私はパァっと明るくなる。
「・・・あざといな、どこで覚えてきた。」
さぁね、セブルス。
黒猫を抱いて、セブルスにお姫様抱っこしてもらった。
「・・・ゆくぞ。」
セブルスは名前をお姫様抱っこして空を飛んだ。
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