Shorts&Medium(HP)

□Favore...
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「あぁ、分かった。名前。」
そういって、私を魔法で大きくしてくれた。
もう球体関節人形じゃない、たった一人の少女。
「名前、そばに居てくれ。ずっと・・・我輩の側で」

わかっています、主。
主の・・・セブルスの側を離れるわけありません。

「愛しています、セブルス。」

貴方がだいすきなんです、貴方がいないのは辛いから。

「・・・我輩も、愛してる。名前。」

あぁ、やっと愛をささやいてくれた。
リリーにじゃない、この私に。

「セブルス・・・」
私は彼にキスを交わす。
「・・・ずっとあなたのそばにいることを誓います。」
私は誓ったわ、貴方はどうなの?セブルス。
「我輩も誓おう、名前。」

あぁ、嬉しい。誓ってくれた。
すると彼は私をぎゅっと抱きしめてくれた。
温かいローブ、薬草の香り。

「名前、我輩の助手になってくれ。」
いいですよ、セブルス。貴方の頼みです。
「・・・それと、敬語をやめてくれぬか。」
もうお前は人形ではない、無垢な少女だと耳元で囁く。

「・・・わかった、セブルス。貴方の頼みなら。」

・・・なんなりと、我が主。

Fin.

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