Shorts&Medium(HP)

□日本酒と彼。
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今日、ふくろう便で日本にいる両親から何か届いた。
「教授、何が入っていると思います?」
「それより何故、此処で開けようと思うのかね?」
名前はスネイプの部屋までダンボールを持ってきた。
怪しいように思われないために荷物を魔法で小さくして。
「教授と中身を確認したかったんです。」
「そこまで言うなら...」
スネイプは渋々許諾し、名前が興味深々に開ける。
その様子が愛らしくて堪らないとは彼は言えない。
「うわぁ...!!!こんなに沢山!」
煎餅やお菓子。米に鍋....色んな物がある。
「名前、その瓶は何だね?」
「これは・・・日本酒です、日本のお酒。」
お父さん....私はまだ未成年なのに。
「教授、飲んでくれますか?」
名前が自然にスネイプの方を見る度、上目遣いになる。
スネイプが犯したい衝動を必死になって抑えている事を知らない。
「あ...あぁ、飲もう。」
「私はお酒飲めないので、紅茶飲みますね。」
名前はスネイプの台所を借りてお茶を淹れる。
ダンボールの中にはおちょこが入っていたのでそれで飲むよう促した。
「こんなに小さいのか」
「そういうものですから...一本飲むなんて考えないでくださいね!」
スネイプが飲んでいる間、名前は簡単にダンボールの荷物をまとめた。
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