Shorts&Medium(HP)

□Sicher, dass Sie Gnaden?
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「失礼します。」
「貴様はいつになったら赤点を回避できるのかね?」
目の前には眉間に皺を寄せているスネイプ先生。
「あの・・・先生。すいません。」
あぁ...なんで私はバカなんだろう。
ちゃんと勉強しているつもりなのに。
「謝るぐらいならもっとちゃんとしろ。」
といいながら、スネイプ先生は何故か部屋に呼んでくれている。
私は紅茶とクッキーを食べながら教科書とにらめっこ。
「違う...!そうではない!」
相変わらずの罵声だけど、これが心地いいのかもしれない。
「...出来たか。」
はい、出来ました。
「早く帰れ、馬鹿者。」
「では、また。」
私は物欲しく出て行く。
スネイプ先生も少し残念そうな顔してたけど嘘。
「・・・たまには甘えてもいいかな。」
ため息を附きながら、寮に帰っていった。
この関係は結構経過している。
私がダメダメだからいつもスネイプ先生に補習される。
スネイプ先生と一緒なのは嬉しいだけど...
いつも冷たい、私はこんなに好きなのに。
「・・・勇気の寮グリフィンドール。勇気を出さないと。」
部屋に戻って、人形を撫でる。
スネイプ先生をモチーフに作った人形。
「これで告白の練習してるけど、本物がいると上手く言えないの。」
神様...私に勇気を下さい、告白の。
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