Shorts&Medium(HP)

□Blauer Himmel
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今日から夏休み。
スネイプはとても機嫌がいい。
マグル製品の黒い携帯電話を操作し、名前に電話をかける。
名前がセブルスが寂しくならないようにと買ったもの。
「・・・名前、仕事終わり次第すぐに向かう。」
「今日から夏休みだっけ?分かった、待っているわ。」
「すまんな・・・」
「いいのよ、大変だもの。気をつけて。」
短い会話だが、とてもあたたかいものである。
「よし、早く終わらせるとしよう。」
スネイプが机に向かい、作業を始める。
繊細な作業を職人の様なスピードでこなしていく。
「・・・終わった。」
かかった時間はたった3時間。
「早く、行かなければ。」
黒いトランクに荷物を詰め込んで、出発した。
森の中にそびえる、水色の愛らしい一軒家。
白いポストや黒い小さな門もついている。
「・・・ただいま。」
「おかえり、思ったより早かったわね。」
ぎゅっと名前が強く抱きしめる。
「何ヶ月ぶりかしら?」
「さぁな、この時をずっと待っていた。」
黒いトランクを名前が抱え、リビングへと向かった。
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