Shorts&Medium(HP)

□Verzerrte Eifersucht
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名前・苗字。
彼女はスリザリン寮の生徒だが、偏見なく接する愛らしい笑顔の持ち主。
他の寮の生徒からも「姫」と慕われていて仲の良い我輩の彼女だ。
「先生、おはようございます。」
名前は廊下ですれ違う度に挨拶してくれる。
「おはよう、名前。」
その笑顔は我輩だけに向けてほしい。
だが・・・叶わない。
「おはよう!名前。」
「ハリー、おはよう!」
忌々しいポッターにも名前は同じような笑みを浮かべる。
「名前、今日は魔法薬学あったっけ?」
「うん、確かあったはずだよ?一緒に頑張ろうね。」
名前、一緒に頑張るなんて言うな。
一緒という言葉を言っていいのは我輩だけ。
胸が痛いじゃないか、こんなにもおもっているのに
この痛みやイライラや独り占めにしたい気持ちはなんだ・・・
「セブルス、どうしたの?」
「な、なんでもない。」
誰もいないことを確認し、ぎゅっと強く抱きしめた。
「・・・セブルス?!見つかったら・・・」
「今日、我輩の部屋に来い。いいな。」
分かったと名前が頷く。
「遅刻は断じて許さんからな。」
「分かってるよ、セブルス。」
小さく笑みを浮かべてる彼女に軽くキスをおとした。
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