非日常 ace長編

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『あの、あなたのこと、信じます』


俺達が目指す場所だ!と目を輝かせ自信満々に言ったこの人を信じないなんてこと、できなかった。


「そうかそうかー!お前!信じてくれんのか〜!!」

『はい。で、エースさん、あなた行くとこあるんですか?』

「いや、ねぇな。」

『ですよね…じゃあ、自分の世界に帰れるまで、私の家で暮らしますか?』
「いいのか!?」


正直、エースさんが違う人の所に行ったら絶対信じてもらえる気がしない。
それに。なんか心配で。

『いいですよ』


「お世話になります!!」

エースさんは礼儀正しいみたい。


『エースさん、おなかすいたでしょ?ご飯にしますね。』

「おーー!!!なんか手伝おうか?」
『大丈夫ですよ、お風呂入っちゃってください。』

あ、そういえば…

お父さんが泊まりに来たときのために男物の下着とスウェットがあったんだ!でもまだ一回も泊まりに来てないから新品だし、これ使ってもらおう!

『あの、これでよかったら使ってくださいまだ新品なんで』

「お前、男いたのか?」

『違いますよー!お父さんのです!』
「そっか、てかお前いくつだ?」

『19です』

「16とかに見えた!俺20!年全然かわんねーじゃん!敬語やめよーぜ」

『童顔で悪かったですね…!』

「うわっ!怒るなよ!」

『怒ってない!早く入ってきて!!』
エースはしぶしぶお風呂に向かって行った

キッチンに行き野菜をきざんでると
洗濯どうしたらいいー?
と聞こえてきたから
洗濯機のなかにいれといてーー
と返事をした


ザァーーーー

シャワーの流れる音がする


エースはなんでこの世界にきたのかな、それになんで私の家?
まだまだ不思議なことはたくさんある

今日の夕飯はハンバーグとサラダとパスタにした。

結構上手くつくれたかな?


「お、いい匂い」

お風呂からエースが戻ってきた

『エース、食べちゃって』
 
「ほーい、んじゃいただきます」

『はいどうぞ』

「うめぇ!名前料理できるんだな!すげーうまい!」

『ありがと!たくさん食べてね!って寝てるし!!』


エース寝ちゃってるし〜
ご飯中に寝るとか!おい!


エースが寝てる間にも私は食事を終わらせた

エースはまだ寝ているみたい。


あ、ピアノ弾かなきゃ。

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