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□人類最強になるまで
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その言葉を聞いて握りかけた手持ちのナイフから手を離す。
「……っち…」
この手のやり方は苦手だ。
あの女を助けてやりたい。
でも傷つけたくない。
いつもこの手のときは、どの選択が正しいのか分からなくなる。
くそ、いつから俺はこんな奴になっちまったんだ。
「おいどうした?さっさとかかってこいよ!」
「…てめえ………その手を離しやがれ」
「ふっ、そりゃあ無理だ!お前馬鹿か?何ならこいつの物奪い取って山分けするか!はははははっ!!」
その言葉に
リヴァイの眼が変わった。
「ッ…ふざけてんじゃねえ!!!!」
これが始まりだった。