トリップって...そんな馬鹿なぁ!!!

□犯罪3兄弟
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またかよ
つか、今度はこれかよ
ホントあり得ないんですけど
なんで、なんで……
なんで私風邪ひいてんのーーー!?
もー何もかも嫌だ

私はツナの部屋で布団に寝転びながら心の中でシャウトした
くっそぉ!
なんで私は病弱なのか!
この間は胃腸炎で今度は風邪かよ!
災難続きだな……
今度、お寺行こ……
それとね、こーやって風邪とかで寝込むと嫌な夢ばっかり見るから嫌なのよね
でも寝ないわけにはいかないし寝ようかな

寝ようとしたら部屋の扉が開いた
何だと思って見たらツナだった

「あ、ごめんね?
起こしちゃった……?」

『大丈夫だよ!
でも、何でここに来たの?』

「母さんが財布すられたみたいで
食べ物がないみたいなんだ……
って、そしたらルカの夕飯どうすんだ!?」

あ、もしかして忘れ去られてた系?
うぅ……
傷つきます
でも、別にお腹空いてるってわけでもないから別にいいや

『や、でも、大丈夫だよ
私お腹空いてないし』

「でも、食べないと!」

それだけ言って下に降りていった

おーい
別にいいからねー?
もし戻したらどうするのっ!
もったいないでしょっ!

そしたら下の方がガヤガヤし始めた
起き上がるのが面倒でそのまま気になるけど寝返りをうった
嫌な予感がした

もしかして……
ツナのやつあの人にチクったのか!?
そしたらヤバいぞ!

そうおもって寝てるふりをした
だって、部屋の目の前で足音が止まったから

ガチャ

うぅー
誰か入ってきたよ……

「ルカ、風邪引いたとかホント……みたいだね
大丈夫?」


今日静かすぎじゃないか?
一体何がおきたんだ……?
で、でも起きないもんね!
ダルいのにさらにダルくなったらやだしね
つか、来るのはやくね?

そしたら、冷たい手で私の首を撫でた
まるで熱がどれくらいあるのかを測るかのように
これは昔お母さんにやってもらってた事
その手の冷たさがまたツボ
ちょうどいい温度


「ボンゴレから聞いたよ
ご飯が無くて食べるのがないんだってね
熱が治るまで
家に来る?
ご飯も無いって事もないし
それに、静かだし
どうする?
俺は別にいいけど
って言っても寝てるから聞こえてないか……
とりあえず、今はルカの身体が最優先だからおばさんと話をしてくるか……」

それを言うと私の頭を数回撫でて部屋を出ていった

『なんだか今日は優しいな……』
















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