トリップって...そんな馬鹿なぁ!!!

□雲雀 恭弥
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「もー秋か〜〜」

最近あの蒸し暑い天気から一転して秋の天気になってきた
秋嫌いじゃないけど
季節の変わり目って偏頭痛起こりやすいんだよね

『今年の夏休みは皆で何処にも行けなかったから
来年はどっか行きたいね!
このメンバーと京子と花とあとハルちゃん達と!
花火とかやってさ!』

「それいいね!
私も行きたい!」

雪ちゃんが賛成してくれたので
男の子達の方を見たら約1名を除いて賛成してくれたようだ

「何でうっさい奴らと一緒にどっか行くんだよ」

『えー
じゃあ、獄寺くんは誘わないからね?
10代目は私が頂いた』

「な!
10代目の右腕はこなオレだ!」

「ま、まぁ落ち着こうよ二人とも」

「そうだぜ
それに獄寺、女子に手はあげるもんじゃねーぞ?」

おぉ!
山本くん!
流石紳士!

『獄寺くんも山本くんを見習うべきだな』

「ルカちゃん、喧嘩は良くないよ
ほら、私のブドウあげるから喧嘩やめよ?」

くっ!
ブドウ!
それもシャインマスカット!
私が好きなシャインマスカット!

『へ!
今回は許してやんよ』

べー
と下を出したら獄寺くんが鼻で笑ったきた

「食いもんで吊られるとかガキかよ」

「ご、獄寺くん!」

ツナが止めようとしたら
どこからか栗が飛んできて
リボーンの声がした

「栗もうまいぞ」

いたそー
1回ばーちゃんちで栗取ってるときに
サンダル履いて足で栗のチクチクの部分剥いてたっけ
チクチクが刺さって泣いた事あったなー
ばーちゃんちで飼ってた犬のしっぽにもくっついてたこともあったなー
うわ、めっちゃ懐かしい
てかしっぽについてたとかお笑いじゃんw
栗サッカーとかしてたなー
痛かったなー

「ファミリーのアジトを作るぞ」

その声で私は固まった
まてまてまて
死亡フラグめっちゃたったよね

サイテー
私行かねー

「へー面白そうたな
秘密基地だな」

「子供かおめーは!」

そんな中で一際目立つ声が聞こえた

「えー
いいなぁ
私もファミリーになりたい
いつもいつも私だけ仲間外れだから…」

何いってんの!?
雪ちゃん!
そんな卑猥な事言わないの!←

「いいぞ」

「やったぁー!
ルカちゃんも行くでしょ?」

えぇええええええー
行くしかないでしょ…
リボーンをチラッと見たら
ニヤニヤしてた
おま!
これを狙ってたな!
ふっざっけんなよ!
痛いの嫌いなんだよね
でも、雪ちゃん1人で行かせるわけにはいかないからな

『いいよ、行ったるよ』

なんでこれから起こる事を知っておきながら
私は殺られに行くのやら
はぁー
私の命日が今日にならなきゃいいよ

「何処に作るんだ?
裏山か?」

「なわけねーだろ!!」

裏山って…w
山ってw
ホントにガキみたい

「学校の応接室だ」

「「「!?」」」

「応接室はほとんど使われてねーんだ
家具も見晴らしもいいし
立地条件は最高だぞ」

大嘘こいてんじゃねーよ!
嘘つくと癖になるよ
ま、言ってもしょうがないか
彼の半分以下は嘘でできているから

「ほら!
ルカちゃん行こ!」

私の手を取って嬉しそうに前を歩いている雪ちゃん
はぁー
腹くくるか
雪ちゃんは私が守ればいいし
























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