トリップって...そんな馬鹿なぁ!!!

□問7
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こんにちは
今日も暑いですね
今家でくつろいでいます
ツナ?
あー
補習ww
あ、何で今ここに私がいるかって?
そんなのテストで悪い点数取ってないからァ
ま、さすがに高校3年なのに中学生の問題で赤点はなかった

「でもほとんどが30点台だぞ」

『なーに勝手に人の心読んじゃってんの
まったくー
プライバシーの問題ですよ
いーの
赤点じゃないんだから』

きっとこうなったのは高校のせーだ
だってあそこの高校赤点当たり前だったかんなー
県で下から2、3、位を争う馬鹿高校
まだそれならいい
だけどこれで収まらないのがあの高校
馬鹿だけじゃなく、不良だって大勢いたし
タバコ、酒何てフツーだ
だって私だってタバコはないけどフツーに飲んでたしね
でも、こっちに来る前友達の家行ってめっちゃ飲んで
お母さんに飲んでることばれたと思ってか
ヒョクにあいた過ぎて号泣したのか分からんが
くそないたことがあって
それ以来怖すぎて飲まなくなった
・・・けどさー
こっちに来てからむしょうに飲みたくなった
何でかな?
こっちの体ではイケナイ事はしたくないしな・・・

『つってもここの世界にいる限り
無理な話だろうけどね』

「何ガタガタ言ってやがる」

『べっつにー?
(あ、そうだ、たしかハルがまだリボーンのこと好きだった頃
ここの家見ててビアンキにつかまった時に
ビアンキ焼酎?持ってたな・・・
私焼酎嫌いだけど
酎ハイは好きなんだよね
つっても酎ハイしか飲めないのよね)
ビアンキー
買い物いこー』

「何買いに行くの?」

『んーとね
何か気分転換に買いにいきたい』



って事で今ビアンキとお酒コーナーにいます。
うわー
私だめだなー
てか懐かしいなー
昔ここに立ってそわそわしてたっけ
逆に怪しいってね
お母さんに言われたっけ・・・
おっといけね
シリアス作るところだったぜ

「お酒飲みたかったのね
それにしても、あなた何歳?
ツナと同じだから13歳くらいでしょ?」

『?
言ってなかったっけ?
言ってなかったとしてもリボーンからきいてないの?』

「何もきいてないわ」

あら?
言ってるのかと思ったけど
そうじゃないんだ
一番歳近いからもっと仲良くなりたかったのよね
リボーンは私から話したほうがいいって考えたのかな?

『そっか!
私ね、違う世界から来たんだ
トリップってやつね
こっちに来たのは何の理由もないんだけど
向こうの世界で私は近所で車のエンジンふかしてるうるさい奴がいてね、
そいつに引かれて死んじゃったのね
んで、神と名乗る男に会って
予期せぬ死だったから
また違う世界で楽しく生きてくれって感じで
こっちに送られたんだ、
向こうの世界だと私18歳なの
高校も3年で、バイトもしてて
アイドル大好きで専門学校の面接の準備だってしてて
ちょっと待てば私の大好きな人に会えたのに会う前に死んじゃったんだ
ま、向こうは私の事見たことないから
私の一方通行だけどね
どんなに願っても届かない‘恋’なのは私みたいなバカでも分かってるよ
でも、そんな生活でも私はそんな生活が大好きだった
学校がある日に友達の家泊まって・・・
お酒呑んで馬鹿やって泣いて酔ってね
そんな生活を送ってたの
ホントにびっくりするでしょ
だってこんなでも私、中身18だよ?』

くすくす笑った私に目を丸くしたビアンキ
だけど次にはニコッと笑って

「今日ははじけるわよ」

と言ってお酒をどんどんカゴに入れていく
おお!
何の躊躇もなく入れるのね!

「ルカは何が好き?」

『酎ハイが好き!』























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