トリップって...そんな馬鹿なぁ!!!

□退学クライシス
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「じゃあ、今日は転校生を紹介するー」

「女の子!?
男の子!?」

そう、今日は私が並森に通う日なのだ
リボーンがツナと同じクラスにしてくれていることを願っている

「静かにー
・・・じゃあ、神風
入って来ていいぞー」

それにしても語尾が延びているのを
聞いていると相当めんどくさがりやなのね
ま、先生ってそんなもんか
元の世界なんて・・・
思い出すだけで反吐が出ますわ
やめよ

そして私は考えるのやめて
先生の指示どおり教室に入って行くのだった



『どーもこんにちはー
私、今度から並森中に通うことになった
神風 ルカでーす
呼び方は何でもいいです
あ、因みに私綱吉君とめっちゃ仲いいです!
なので、綱吉君のこといじめないでくださいねっ
得意なものは運動で、
韓国語、英語しゃべれます
でも、ほかは何もできませんw
よろしくお願いします!』

勢いよく頭を下げたと同時に
クラスから黄色い声が沸いた
その反面
ツナはというと顔を青くしていた

「(何言っちゃってんの!?
目つけられるじゃん・・・!)」

そんなツナを知ってか知らずかツナのほうを見て
にっこりするルカなのでした

「じゃあ、次の授業は自習にするから
好きなことしていいぞー
あ、神風の席はお前の大好きな沢田の隣な」

『はーい
ありがとうございまーす』

そんな先生の発言にさらにげっそりする
ツナにルカは走りよって行った

『隣だね!
よかったー
私ツナ以外の人の隣だったらどうしようかと思ったよ・・・』

「で、でもあんな事
人前で言わないでよ!」

『ごめん・・・』

いきなりショボンとなってしまったルカにあせるツナ

「え、や、あの、
そんなつもりで言ったわけじゃ・・・」

『ふふ
知ってるー
私そんなんで落ち込むような人間じゃないからww
なめてもらっちゃ困りますよ』

と思ったら演技だったことに
ショックを隠せないツナ

「んな!
もういいや
なんか疲れた・・・」

『まあまあ
これから私が疲れると思うんですが』

そう、もうすでにルカの周りには
生徒たちが押し寄せていたのだ

「ねぇ
神風さんってどこから来たの?」

『どこから・・・
韓国からきたんだ〜
小さいときこっちに住んでたんだけど
親の都合で韓国に行かなきゃ行けないことになってね』

「そうだったんだ・・・
え、じゃあ、小さいころから
沢田と友達だったの?」

『いや、そういうわけじゃないよ
ツナとはこの間知り合ったの
家が隣って事もあって
すぐに仲良くなったんだよねっ
ツナ』

急に話をふられてどもるツナ

「そ、そうなんだよ!
(ルカ、即効でこんなの考えてるなんてすごいな・・・
やっぱり高校生になると頭の回転が速くなるのかな・・・?)」

あーだ、こーだしていたらあっという間に
1時間目が終わり
2時間目の授業の支度をしている生徒たち
皆口々に次はあの忌まわしい理科のテストが返ってくるぞ
とかどうとか言ってるって事は
あれか、何だっけ
あ、あのカス教師か・・・
あんなんでよく教師やってられるよなー
あ、因みに私は京子ちゃんと花ちゃんとは
友達になりましたー
うん、安定な花ちゃんと京子ちゃん

と、そこで次の授業が始まるチャイムが
なったのである
















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