リボーン短編

□近所のお姉さん
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「これで一通り紹介は終わったかな?」

『うん!
綱吉くんは凄いね
私もこんなにいっぱい友達がいたらいいな〜』

「何言ってるんですか!
もうハル達友達じゃないですか!
ねー?
京子ちゃん?」

「そうですよ!」

女の子達連れてきてよかった……
ちゃっかりランボ達もきたけど……
母さんはルカさんのお母さんと話してるし
ルカさんも凄く楽しんでるみたいだからよかった

でも、海は危ないから入れないのは凄く残念そうだったけど……
そんな事を思いながらパラソルの下で休もうとしてたらさっき京子ちゃん達と話していた所で座って海の方を見ていた

「ルカさん
ここ、暑いですからこっち来てください」

『あ、綱吉くんだ!
海に行っちゃったかと思った……
いいんだよ?
遊びたかったら遊んで
私の事はいいから……』

「オレ、泳げないんでいいんですよ」

日陰に入ると気持ちいい風がふいている
沈黙が続いたあとルカさんが口を開いた

『……今日はホントにありがとう
恥ずかしながら産まれて初めて来たの
ホントは皆と一緒に泳いだりしてみたいけど
私は何も見えないから……
……私ね、綱吉くんに会うまで
ホントに周りが真っ暗でホントに絶望だったの
でも、綱吉くんに会ってからは
ホントに毎日が充実で……
こうやって海にもこれた
真っ暗で何も見えないけど
何か見える気がするの
何か言ってること変だね
でも、ホントに嬉しい
ありがとう』

ルカさんはオレを見て微笑んでくれた
オレはその笑顔がきれいで直視できなかった

「よ、喜んでもらえてよかったです……」

『今度は遊園地行ってみたいな〜
何てね』

ルカさんは少し悪戯っ子のように笑っていた

「じゃあ、またこのメンバーで今度は遊園地行きましょう!」

『やったぁ!』

あなたが喜んでくれるならオレはそれでいい
そのためなら何処へだって行ける

そして遊園地に行ったのはまた別の話し




















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