リボーン短編

□バイト人2!!
3ページ/4ページ



『...』

「...」

何この空気ぃいいいいい!
いやいやいや!
何か喋ろうよぉおおおおおおおおお!
一緒にいるのに無言ってどういう!?
ねぇ!
歌鑑賞しに来たのかよぉおおおおおおおおお!
確かに東方神起いいよ!?
ねぇ!
少しは期待したんだからね!
てか、落ち着きすぎて眠いわ!
ツナは何考えるのかわからないけど
ずっと同じ所みてボーッとしてるし...
一体何がしたいのよ...

そんな時ツナが口をひらいた

「眠い?」

『ね、眠くないもん!
てか、私子供じゃないよ!』

そしたらツナ何したかわかる!?
私の頭なでながら

「オレの方が背高いのに?」

って!!
バカにしてるの!?
ねぇ!
私だって好きで背が低いわけじゃないのに...!
知ってるよ!
ツナは背が高くてナイスバディーな大人の女の人が好きなんでしょっ
知ってるよっ

「でも、
オレはオレよりも背が低くて
年上で...
でも年上に見えなくて
身体もフツーな女の人が好きなんだよね」

フツーって何!?
てか、...
ないないない、
ツナは私なんかじゃない!
私意外にもきっと年上でも年上に見えなくて
背が低くてフツーな身体の子だっているから!

「はぁー...
ここまで言ってもダメか...」

『ここまでってなに!?
え?
何故ため息!?
何かした?』

内心今現在してるわ!
と思いつつ
ツナはドキドキとなる心臓を落ち着かせようと
するが心臓は依然としてはやいまま

「ルカ...
あなたが好きって事だよ
どんなあなただって好きだよ
だって、それがあなただから
出会った時からずっとルカを見てきた
こんな、オレでよければ
結婚前提で付き合ってください」

『...
へ?
ん?
ツナが私を好き...?
あ、ありえないよっ!
う、嘘ついちゃダメだよ』

「じゃあ、これでも?」

私の目の前にはツナの顔があって
鼻と鼻がぶつかりそうな距離まできて
私は驚きのあまり目をとじれなかった
そしたらツナが少し困ったような顔をして
ツナの手で私の目を隠された
真っ暗になった世界でただ
唇に柔らかい何かが当たって
すぐに遠のいて
視界が明るくなった
その何かを知るのにかかった時間わずか1秒

「これでも嘘だって言える?」

私はあまりの出来事に言葉が出ないので
かわりに頭をふる
そんな私を見てツナはニコっと笑い

「次はルカの気持ち
聞きたいな」

絶対に知ってるよね?
この人!

『知ってるのに何でわざわざっ!』

「オレ知らないな〜」

絶対知ってるくちだよ!
これ!
てか、もう、無理だよ!
は、恥ずかしくて喋れないよっ!

「ルカはオレの事嫌い?」

頭を振るなんて私はただの恥ずかしがり屋なのか?
ツナも、ツナも言ったんだよ!
私も、私も言わなきゃっ!

『き、嫌いじゃないっ
む、寧ろ好きだよ...!
10年前、私の前に現れた時からっ
それから、それから、
お母さんやお父さんが死んじゃった時だって
私の事ずっと気にかけてくれて...
ホントに優しくて
そんな、優しくされたの初めてで
ホントに嬉しくて
それで、それでっ!』

「ルカ、わかった、
だから、泣かないで?
オレまで悲しくなる」

歓喜あまって泣いてしまった私に
ツナは私を抱き寄せ
背中をリズムよく叩いてくれる

あぁ、これだ...
私はこれが欲しかった
これまで付き合ってきた相手は
自分の事しか考えてなくて
恋人、というよりも
お母さん、みたいな感じで...
いつも自分が相手の愛を受け止めてて
自分が泣く事なんて許されなかった
それが嫌だったのだ
付き合ってるのに、なんで自分の事ばかりで私の事
気にしてくれないのかが嫌だった
でも、こうして綱吉は受け止めてくれた
それが凄く嬉しかった

「泣かないの
オレはルカを守るよ
どんな奴が来ても
君には1本も指を触れさせないし
ルカには一生寂しい思い何てさせないから」

『ツナ...』

近づいてくるツナの顔に
目を閉じて待つルカ
どんどん近づいていく2人の距離

「ルカ愛してる」

今度は長くて深い口づけをした























次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ