カオス
□彼パン事件後
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《彼パン事件後》
※微かに腐向けです。
※これでも灰崎君大好きです。
灰「青峰の野郎……本気で殴りやがって」
黄「……スか?」
青「……忘れてた」
灰「お? ちょうどいーところに2人揃って来やがった」
黄「あっ……ショーゴ君」
青「あ?」
灰「てめぇら、あからさまに嫌そうな顔すんなよ。泣くぞ」
黄「泣けよ」
青「あ? もっかい殴られたいって?」
灰「言ってねーよ! (ホントに泣きたくなってきた)」
黄「青峰っち、行こ。構うことないっスよ」
灰「せっかく会ったのに冷てぇな。リョータ君」
黄「……」
灰「その沈黙なんだよ」
黄「……ショーゴ君に君付けで呼ばれたショックスかね。何か、虫酸が走るっていうか……帝光時代に蹴られた恨みが湧いてくるっていうか……試合中、足踏まれた恨みが湧いてくるっていうか」
灰「恨みしかねーな」
黄「そっスね(シャラッ)」
灰「バッサリ言うんじゃねーよ」
黄「そういえば、試合前からずっと思ってたんスけど……その頭何スか?」
灰「ドレッドだよ。カッコいいだろ」
黄「……ショーゴクンカッコイー。でも、オレ的には前の方がカッコ良かったと思うけど。ってか、出る雑誌間違えたんじゃないスか? 不良物の多い雑誌ではモテそうスよ」
灰「……おぅ」
黄「いきなり、何スか? キモい」
灰(コイツ……オレのことカッコいいっつった……)
青「……あっ」
灰「いって! いきなり足踏むな、青峰!」
青「いやぁー、悪い。お前、試合中黄瀬の足踏んだろ? この前踏むの忘れてたから、足滑った」
灰「はあ? 最後意味わかんねーよ。けど、とりあえず踏む気満々だったのは分かった」
青「黄瀬にカッコイーって言われてニヤニヤしてんじゃねーよ」
灰「てめぇ、踏んだ本音そこだろ!」
青「んじゃあ、中学ん時に黄瀬を蹴りまくったってことで……何回蹴ればいい?」
灰「蹴んな」
黄「青峰っち、いいっスよ」
灰「リョータ……」
黄「オレが蹴るっス!(シャラッ)」
灰「だろーな! いい笑顔で言うんじゃねー! お前ら仮にもスポーツマンだろ。暴力沙汰起こすなよ」
黄「……ショーゴ君にスポーツマンシップを説かれた……」
青「灰崎を殴っても暴力沙汰になんねーんじゃね?」
灰「なるよ!」
END