黒子のバスケ

□第一次デート選手権(お誘い編)
3ページ/6ページ




エントリーNo.2 古橋康次郎



*シチュエーション*
 部活終わり。帰ろうと思ったところ、校門の前に意中の彼女の姿。
 あなたはそっと近寄って。



古「帰るか、はなみゃ〜」

花「え、あ?」

古「何を寝ぼけた顔してるんだ?」

花「いや、別にしてな……」

古「(花宮の手を握る)行くぞ、はなみゃ〜」

花「いや、ちょっ。ちょっと待て。意味が分からない」


古「俺と一緒に帰りたくないのか?」

花「そうは言ってない。ただ急すぎて」

古「急じゃない。俺たちは恋人だ、たまの放課後デートも悪くないだろう」


花「は? 俺……じゃねぇ。私たち付き合ってたの?」

古「ああ、知らなかったか?」

花「知らねぇよ! 初耳だわ、そんなこと!」



瀬「演技終了」



原「なあ何で付き合ってる設定なんだ?」

古「デートに誘うのは恋人だろうが、そうでなかろうが一緒のはずだ」

ザキ「あ、なるほどな」

瀬「俺はてっきり恋人じゃない女の子を誘う設定だと思ってたんだが……」

花「俺もそう思ってたから驚いた……」


ザキ「でもよー、さらっと誘ってたよな」

原「確かにな。女役の反応も悪くはなかったし」

花「いや、良し悪しより問題があるだろ」

古「相手は気付いてないだけで、実は付き合ってるというケースはよくあることだ」


原「いやいや、そーそーないから」

花「俺が女ならぜってーヤダ」

瀬「俺的はなかなか頭の良いやつだとは思ったけどな」

ザキ「どこがだよ!」


瀬「現に、はなみゃ〜はそのままデートを承諾しかけてただろ」

原「いや、はなみゃ〜にはデートしようとか脳無いから。な、花宮」

花「知るか」


原「てかさー、この誘い方なら俺の方がいいよな。はなみゃ〜もきっとそう思うって、な、花宮」

花「だから知るかよ」


古「インパクトが足りなかった」

ザキ「誰もそんなこと言ってねぇ!」

古「それならバージョンCにするべきだったな」

原「バージョンC?」


古「ああ。睡眠薬をかがせて、そのままデートに連れていくという方針だ」

ザキ「お巡りさんっ! ここに、ここに変な人がぁあああ!」

古「今の男子高校生ならあり得てもおかしくないはずだと思うが?」


ザキ「思わねぇよ!」


瀬「よし、じゃあ次は俺か」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ