黒子のバスケ
□第一次デート選手権(お誘い編)
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エントリーNo.2 古橋康次郎
*シチュエーション*
部活終わり。帰ろうと思ったところ、校門の前に意中の彼女の姿。
あなたはそっと近寄って。
古「帰るか、はなみゃ〜」
花「え、あ?」
古「何を寝ぼけた顔してるんだ?」
花「いや、別にしてな……」
古「(花宮の手を握る)行くぞ、はなみゃ〜」
花「いや、ちょっ。ちょっと待て。意味が分からない」
古「俺と一緒に帰りたくないのか?」
花「そうは言ってない。ただ急すぎて」
古「急じゃない。俺たちは恋人だ、たまの放課後デートも悪くないだろう」
花「は? 俺……じゃねぇ。私たち付き合ってたの?」
古「ああ、知らなかったか?」
花「知らねぇよ! 初耳だわ、そんなこと!」
瀬「演技終了」
原「なあ何で付き合ってる設定なんだ?」
古「デートに誘うのは恋人だろうが、そうでなかろうが一緒のはずだ」
ザキ「あ、なるほどな」
瀬「俺はてっきり恋人じゃない女の子を誘う設定だと思ってたんだが……」
花「俺もそう思ってたから驚いた……」
ザキ「でもよー、さらっと誘ってたよな」
原「確かにな。女役の反応も悪くはなかったし」
花「いや、良し悪しより問題があるだろ」
古「相手は気付いてないだけで、実は付き合ってるというケースはよくあることだ」
原「いやいや、そーそーないから」
花「俺が女ならぜってーヤダ」
瀬「俺的はなかなか頭の良いやつだとは思ったけどな」
ザキ「どこがだよ!」
瀬「現に、はなみゃ〜はそのままデートを承諾しかけてただろ」
原「いや、はなみゃ〜にはデートしようとか脳無いから。な、花宮」
花「知るか」
原「てかさー、この誘い方なら俺の方がいいよな。はなみゃ〜もきっとそう思うって、な、花宮」
花「だから知るかよ」
古「インパクトが足りなかった」
ザキ「誰もそんなこと言ってねぇ!」
古「それならバージョンCにするべきだったな」
原「バージョンC?」
古「ああ。睡眠薬をかがせて、そのままデートに連れていくという方針だ」
ザキ「お巡りさんっ! ここに、ここに変な人がぁあああ!」
古「今の男子高校生ならあり得てもおかしくないはずだと思うが?」
ザキ「思わねぇよ!」
瀬「よし、じゃあ次は俺か」