赤と白って合うよね。

□基本的人権を唱えます!
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「えー、2週間後の球技大会のー…」

学級委員が教壇に立ってなんかめっちゃ喋ってる。

球技大会とかめんどくさー。

とか思いつつ机に頬をつけてダラーっとしてたら委員長に名前を呼ばれた。

仕方なく顔を上げて返事をする。

「なぁにー?」

「楽は何に出場する?」
「らくなのー。
あー、玉いr「バスケットボール」は…?」

上から言葉を被してきた張本人を唖然として見つめる。

涼しい顔で(悪どく)笑っているのは、赤司様。

「ちょっ、え?
委員長!私玉い「なんだって?」バスケ嫌だって!疲れんじゃん!!」

「楽、もしかしてできないのか?」

ふっと馬鹿にした笑みを浮かべる赤司君、むかつく。

「バスケはできるし。」

むきになって言い返した瞬間、

「おっけー、楽はバスケにドッジボール、あとハンドボールに名前書いといたからー。」

「いや、え?
ちょ、は?え?え!?
多くない!?おかしくない!?」

何勝手に決めてんのこの人逹!

きーんこーんかーんこーんー…

「…。」

あの委員長ダッシュでどっか行きやがった。

ぽん

肩に置かれた手の持ち主を見上げる。

「よろしく頼むよ。」

赤司君、なんでそんなイイ笑顔なんですか。


「はぁ…」
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