桜の約束
□1話
1ページ/4ページ
「あ、これおもしろそvV」
名無しさんはただいま絶賛小説閲覧中である。
しかも、内容はリボーンの嫌われ小説。
主に好んでいるのは主人公である沢田綱吉が嫌われる話だ。
「はぁ〜、もし俺がこの世界にいたら絶対に綱吉の見方なのにな〜。」
その時、母親の自分を呼ぶ声がした。
「名無しさんー!」
「はーい、なぁーにぃー?」
「ちょっとおつかい行ってきてくれない?」
「えぇー!」
「余ったお金で好きなもの買っていいから!」
「ちぇっ!わかったよ」
名無しさんはこの言葉に弱かった。
ちょうどお菓子が欲しかったところなのだ。
遼はすぐさまインターネットを閉じ、母親の言っていた買うものをメモした紙を持ち、
普段着に着替えて早速行くことにした。