短編

□ある日の蛇寮、あるいは“先輩”について
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《ロンの仕入れた情報》

ハリーしっかりしなよ!
目の洗浄薬をジョージに作ってもらうかい?


でもあの先輩が関わると途端にスリザリンって猫かぶるよな。 聞いたかい?

普段なら騙し階段にひっかかってる生徒見て馬鹿笑いしてる奴らが先輩に呼び出された後、相手がグリフィンドールでも助けるようになったんだってさ!

あの人一体なんなんだろうなーフレッドとジョージに聞いても

「彼女は超クールだぜ」

「あぁ、女王様さ」

「しかもママに勝るとも劣らない可能性大だな」

なんてさっぱり意味がわからないし。
スリザリンだぜ?


入学したての時に気に入らない先輩をハメて退学させたっていうくらいだから、スリザリンらしい卑怯な奴に間違いないな。僕が思うに、あいつメデューサの血が流れてるに違いないよ!
だって目があった奴が正気失ったって噂があるんだもん。

…………どうしよう、僕今日の昼休みにあいつと目があっちゃった。



《ハーマイオニーの感想》

馬鹿言わないでロン、メデューサは相手を石にする化け物であって惑わせたり狂わせたりする力はありません!

というより、その退学になった先輩って、男じゃない?
そうなら被害者はあの人の方だわ!





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