合縁奇縁

□その4
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ぱたぱたとズボンの砂埃を払い屋上を柊一が去った後。

誰もいないそこを、妙に生温かい風が通り抜けた。

―・・・ペタり ペタり

濡れた足音が柊一を追うように微かにして、そして聞こえなくなった
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