三日月
□十六話
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ある日、美優と佳穂は結衣の病室に二人で行った。
「あのね、結衣ちゃん。話があるの」
結衣はベッドの上で聞いていた
「私達と友達になって欲しいの。」
結衣は驚いた
今までそんな事を言われたことがないから少し嬉しいと思ったが結衣は今までにされてきたことを思い出した
そして結衣は嫌だと言いかけたとき美優が話した
「同情とかじゃないから。それに私達を今までの奴らと一緒にしないで。」
結衣は尋ねた
「何で・・・私?髪の毛も目も普通じゃないし、不気味じゃないの?」
佳穂は言った
「何で不気味なの?素敵な色じゃん。それに普通って何が基準?人間は人それぞれだよ。私達はあなたの髪の毛や目の色も含めて好きだよ。」
美優が言う
「もう一回言うね。私達と友達になってください。」
結衣は泣いた
美優と佳穂は慌てた
とりあえず結衣を抱き締めた
少しして結衣が落ち着いた
そして笑顔で答えた
「私で良ければ友達になってください」