リリカルなのは〜仮面の騎士と鋼の英雄〜
□Ep.2 激突!宇宙刑事対二人のライダー
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スカイライダー、仮面ライダースーパー1……現れた二人のライダーは確かにそう言った。
二人のライダーは銀色の戦士『宇宙刑事ギャバンtypeG』に怒りとも言える視線をぶつけていた。
「ギャバン。君は、銀河連邦警察の命令で彼女たちを倒すことに、何の違和感も覚えないのか!?」
「……」
スカイライダーの言葉に、ギャバンtypeGは黙って右手に持っている剣『レーザーブレード』の刃先をスカイライダーとスーパー1の二人に向ける。
「……確かに妙だとは思っている。だが、今宇宙全体で起こっている異変が、ミッドチルダから発生しているという事実は変わらない!」
「だからと言って、なぜ彼女達を襲う!?」
スーパー1の問いに、ギャバンtypeGは答える。
「聖王のクローン……高町ヴィヴィオと、覇王の末裔、アインハルト・ストラトスを倒せ……それが俺に与えられた命令だからだ」
「えっ!?」
「私と……ヴィヴィオさんを?」
「そんな……」
「どうして……」
驚くヴィヴィオ、アインハルト、なのは、フェイト。だが、上からの命令にただ従い、まだ幼い少女二人を倒そうとするギャバンtypeGに二人のライダーは怒りを隠せない。
「ギャバン……俺たちは本来戦うわけにもいかない。俺も、戦うつもりもない」
「だから、これが最後の警告だ。ギャバン、今すぐここから去れ!」
スカイライダーとスーパー1が最後の情けをかける。だが、ギャバンtypeGは……。
「断る。それに、本当に彼女たちが原因で異常現象が起きているとしたら、尚更見過ごすわけにはいかない!」
ギャバンtypeGの出した答えに二人のライダーは
「そうか……ならば俺たちは」
「お前を倒してでも、彼女たちを守らせてもらう!」
「!! うおぉぉぉぉ!」
レーザーブレードを構えて、走りだしてきたギャバンtypeGを戦闘開始の合図に、二人のライダーも駆け出す。