KAMENRIDER × STRIKEWITCHES
□第8話 情熱の魔女・居場所を守る黄金の龍
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オルフェノクネウロイとの戦いを終え、基地へと戻ったブレイブウィッチーズと巧。
損傷したストライカーユニットは回収班のアウロラ・E・ユーティライネンが回収したが、その際「いつもより壊れたストライカーが多いな」と呟いたのを聞いた一同は申し訳ない気持ちになった。
部隊を受け持つラルは、巧の今後の扱いを本人と話し合っていた。
「乾。さっきも話した通り、ここは君にとって全く知らない世界だ。当然、身を寄せられる場所もないし、なによりあんなモノを見せられてしまっては、簡単に手放すわけにもいかなくなった」
「つまりここに留まれってことか?」
「察しがよくて助かる。君さえよければぜひここで私たち第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズと共に、奴らと戦ってくれるといいんだが……どうかな?」
「……どうせこの先行くところもねえし、いいぜ。ここにいてやるよ。だけど条件がある」
「条件?」
「俺を軍人っていう扱いにするのだけは勘弁な」
「分かった。それじゃあ君は、特別隊員という扱いにしようと思う。それならいいだろう?」
「まあ、それでいいぜ」
「ありがとう乾。そう言ってくれて本当にうれしいぞ」
「礼ならいらねえよ」
「素直じゃないんだな。さて、そろそろ夕食だ。考えてみたら昼食も摂らずに出撃したから皆いつもより腹を空かしている。君も私達と一緒に食堂で食べようじゃないか」
「ああ……」
「では、行こうか」
ラルと巧は執務室を出て、食堂へ向かった。
その後、今日の夕食がボルシチだったことを知った巧は食べようとする前に、息を吹いて必死に冷まそうとするも、結局「あっちぃ!!」と言って舌を火傷してしまい、ブレイブウィッチーズの皆に笑われ、ジョゼに手当をしてもらう羽目になった。
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