KAMENRIDER × STRIKEWITCHES
□第6話 嵐の魔女・太陽の神
1ページ/5ページ
ペリーヌを助けた仮面ライダー龍騎こと、城戸真司は晴人同様501に保護され、共に戦うこととなった。
彼の人当りの良い性格も相まって、隊員たちとはすぐに打ち解け、特にルッキーニとは仲良くサッカーで遊ぶことが多かった。
そんな彼は現在、後輩である晴人からお互いのことを話し合っていた。もちろん、仮面ライダーのことや、これまでの戦いの事を…。
「…そうか。あんたも大変だったんだな。同じ仮面ライダー同士で戦わなきゃならなかったなんて…」
「まあ、結局、俺もあの戦いがどうなったかは知らないけど、きっと終わってるとは思う。そして、もう戦いは再開されないってことも…」
「分かるのか?」
「まあな」
城戸は自信満々に頷いた。それは、共に戦った仲間である"彼"を信じていたからだ。
(そうだ……きっと"あいつ"なら、終わらせたはずだ。あの戦いを……)
城戸がそう思っていると、サッカーボールを持ったルッキーニが声をかけた。
「おーい!真司ー!サッカーやろーよー!」
「ああ、今行くよ。そうだ、晴人もやるか?お前もサッカー得意なんだろ?」
「ん…そうだな。じゃあ、俺も混ぜてもらおうかな。このあとやることないし…」
「おーし!俺の華麗なテクニック見せてやるからな!」
「俺を見縊るなよ?先輩」
(おっ、なんか『あの時』と違って先輩って呼ばれると照れるな…はは)
城戸は晴人から先輩呼ばわりされたのを受けて、内心嬉しがる。かつての仮面ライダーインペラー=佐野満からも同じように慕われていたこともあったが、あの時は事情が事情なので、今回の晴人に関しては心の底から嬉しかった。その嬉しさを内に秘め、ルッキーニとシャーリーと晴人と一緒にサッカーを楽しむのであった。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ