解禁!

□敵襲!
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2日目の朝が過ぎ、あたしはあの後案内された部屋にいた。元は倉庫だったようで、ちょっとカビ臭い。置いていたのは本だとか。定期で虫干しとかしなかったのかな。
「名無しさん、このまま隠れててね。」
白熊(ベポというらしい)に押し込まれてガチャリと鍵まで掛けられる。あんまり意味ないと思うよ。
ポケットから携帯を出し、パスワードを打ち込む。あたし専用のパスワードは‘パスワード’
「特務エスパーザ・ワイルドキャット、名字名無しさん、解禁!」
能力の解放で辺りにあったいろんなものが舞い上がる。ドアに手を向け、掛けられた鍵を外した。(壊すとも言う)外に出て騒がしい方向を確かめると、微かに硝煙の匂いがした。
「まさかね。」
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