サヴァイヴ夢長編
□第三章
1ページ/11ページ
ルナ「ふぅ〜、それにしてもシャアラ〜、今日はなんだか大変だったね。」
シャアラ「うん・・・!でも、ありがとうルナ・・!もしあのとき私が一人だったら、確実にハワードのラフプレーに負けて諦めてたわ。」
ルナ「そ、そんなことないよ〜(照)」
そんなことを話ながら家に帰宅途中のルナ逹の前に、ある不思議な光景が目に入った・・・
ルナ「・・・・・ん?」
シャアラ「・・・?どうしたのルナ・・・?」
シャアラは急に立ち止まったルナに対して首をかしげた。
ルナ「あれ・・・ハワードとカオルじゃない・・・!?」
シャアラ「え・・!?ほんとだ・・・囲まれてる!」
ルナ逹が見た光景は、カオルがハワードに絡まれて、4、5人辺りに囲まれている様子だった。
ハワード「よくも今日はやってくれたな!いけ!」
少年A「おらぁ・・!な、なに・・!?いてぇ!」
少年Aはカオルに殴りかかろうとしたが、見事にかわされ、背後を取られて殴った方の手首を捻られてしまった。
カオル「めんどくさいんだよおまえら・・・邪魔だ・・どけ・・!」
カオルはそう言って少年Aをハワードに向けて突き飛ばした。
ハワード&少年A「うわぁ!?」
ハワード「くそ、まだ終わりじゃないぞ!囲むぞおまえら!」
その時・・・
ルナ「ちょっと待ちなさい!!」
ハワード&カオル「!?」
シャアラ「ルナ〜、やっぱり巻き込まれるって〜;」
シンゴ「何故か僕までついてこないといけない状態になってるし・・・;」
ルナ「いいのよそんなこと、あなた達!こんな大人数で1人を囲むって、情けないと思わないの・・!?」
ハワード「う、うるさいな!おまえはあっち行ってろ!」
ルナ「な、なんですって〜!」
カオル「・・・・・・!?」
カオルはルナの後ろからオイル容器を持った男が殴りかかろうとしているのが目に入った。
カオル「!・・どけ!!」
ルナ「え・・!?きゃあ!!」
少年B「おるぁ〜!!」
少年Bはそのままカオルにオイル容器をぶつけようとして容器を投げつけた。
カオル「・・・・!?火が!」
容器をかわしたカオルは無事だが、その容器からオイルが流れ出して火がついてしまった。
ルナ「え・・!?ちょ!ハワード!どうするのよ!」
ハワード「ぼ、僕のせいじゃないだろ!知らないよ!う、うわぁ〜!」
ハワードと周りの少年達は見事な逃げ足で去っていった。