サヴァイヴ夢長編
□第三章
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ジン「でも・・・なんだかんだ無理するのがルナだからな・・!それに・・約束したしな・・・」
ルナ「う・・・うん!お兄ちゃん!大好き!!」
ルナはそう言ってジンに抱きついた。
ジン「うぉ!?・・全く・・・仕方ない妹だな。」
ジンはそう言いつつもルナの頭を優しく撫でてやる。
ルナ(・・・約束・・・守ってくれてるんだ・・・お兄ちゃん・・)
回想〜
お父さんが事故で亡くなった時に・・・
私は目の前が真っ暗になって・・なんでお母さんもお父さんも私の前から消えていくの・・?ずっとそう悩んでて・・・
でもお兄ちゃんがいた・・・。
お兄ちゃんはいつも私のことを気遣って声をかけてくれた。
ジン「ルナ〜朝だぞ〜・・・・ふ、ルナよ・・・そんな無防備にしていると・・・」
ルナ「・・・んぅ・・?・・・きゃぁ!!虫!!」
ジン「ははは!!安心しろルナ、偽物だ。」
ルナ「・・・・・むぅ〜!」
いつしか私は自然と立ち直れていた・・・
・・・そんな毎日が続いてお兄ちゃんが私に約束してくれた・・・
ジン「ルナ・・何があっても・・どこにいても・・俺がお前を守るから・・・約束だ・・!」
そして現在・・・
ルナ(・・・ちゃんと守ってくれてるんだね・・・お兄ちゃん・・・なんで・・・兄妹になっちゃったんだろう・・・)
ジン「ん・・?ルナ・・どうかしたのか?」
ルナ「あ・・!いや・・なんでもないよ!あはは・・・」
ジン(また何か隠してるな・・・;)
シャアラ「あ・・そろそろ強制下校の時間だよ。学園からいったん出ましょ。」
シンゴ「そうだね!」
そういうわけで4人とも一旦学園の外へ出て帰宅している・・
シンゴ「じゃあ・・僕はここで!またね〜!」
シャアラ「私もここで曲がるわ、みんな、また明日!」
ジン「またな〜」
ルナ「バイバ〜イ!」
ジン「そういえばもうすぐ修学旅行が始まるな・・」
ルナ「え!修学旅行!?・・・初めてだな〜。」
ジン「楽しみ?」
ルナ「うん!今年はどこへいくの?」
ジン「それは秘密です・・」
ルナ「えー!私のセリフなのに〜」
ジン「セリフってなんだ・・;まあ冗談だ冗談。今年はな・・聞いて驚くなよ?木星へ惑星開拓の実習旅行だ。」
ルナ「え!?惑星開拓!?やったー!」
ジン「ルナは未来の惑星開拓技師としては良い経験ができるな・・!」
ルナ「うん!ならさっそく家で荷物まとめなきゃ!早く帰ろお兄ちゃん!」
ジン「コラコラ・・;まだ2週間後だぞ・・;」
ルナ「え〜、そうなんだ・・・でもいいもん、準備しましょう準備!」
ジン「は、、はい;」
こうしてジンは夜遅くまでルナの旅行準備を手伝うのであった・・