サヴァイヴ夢長編
□第六章
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ベル「俺も、ルナに賛成だ・・!」
ハワード「俺も賛成だな・・・!ルナは例の声に、この子のことを頼まれたんだろぅ・・・?」
ルナ「えぇ・・・。」
ハワード「だったらちゃんと世話をして・・・声の主に恩を売っておけば・・・。接触した時に宇宙船の1つくらいもらえるかも知れないぜぇ・・?感謝の気持ちだ・・・って・・・。」
チャコ「あざといというか・・・浅ましいというか・・・;」
メノリ「皆が賛成するならそれに異論はない・・・。急いで帰ろう・・・。」
ハワード「はぁ・・・?メノリのやつ何怒ってるんだぁ・・・?」
ルナ「とにかく・・・行きましょ・・?きっとシャアラ達が心配しているわ・・・!」
シンゴ「うん・・・!」
ベル「そうだね・・・!」
ルナ「・・・・はい・・・!」
少年「・・・・・」
ルナは少年に手を差し出し、少年は笑顔になりその手を繋いだ・・・。
チャコ「ん〜・・・何かジェラシー感じるなぁ・・・。」
ジン「ついにルナに子供ができたか・・・。って感じだな。」
ルナ「な・・・何言ってるの・・・!?もぅ・・・!//」
そして夕暮れ・・・。
カオルは湖の付近で畑の栽培用具を整備していた・・・。
シャアラ「カオル・・・。ごめんなさい・・・。本当にわざとじゃないのよ・・・?掃除をしていたら・・・偶然に・・・。」
カオル「・・・・・。」
シャアラ「あの写真の子・・・友達・・?・・・ごめんなさい・・・変なこと聞いて・・・。でも私・・・ちょっとホッとしたんだ・・・。カオルにも・・・あんな友達が居たなんて・・・。」
カオル「・・・あいつは・・・もう居ない・・・。」
シャアラ「え・・・・?」
カオル「・・・俺が殺したんだ・・・。」
シャアラ「ぇ・・・・・」
少しの間沈黙が続き・・・カオルは去っていった・・・。
そして次の日・・・・
ルナ達は皆で集まり朝食を食べていた・・・。
シャアラ「何なのこれ・・・?」
シャアラは先日遺跡で拾ったカードについて質問していた・・・。
ルナ「遺跡で拾ったの・・・。この子と何か・・関係があるのかな・・・。」
チャコ「何とも言えへんなぁ・・・・。」
ジン(それにしても・・・昨日の遺跡・・・。少しだけだが・・・冷気が漏れていた気がする・・・・。)
ルナ「お兄ちゃん・・・・?どうかしたの・・・?」
ジン「・・・いや・・・大したことじゃない・・・。」
ルナ「む・・・・。」
ジン「あ〜・・・;あははは・・・;」
ルナ「もぅ・・・。今回は見逃してあげる・・・。」
ジン「あ、ありがとうございます・・・;」
シンゴ「とにかく・・・調べてみようよ・・・!」
チャコ「せやな・・・!」
ルナ「じゃあ・・・お願いね・・・!」
カオル「俺は畑仕事に行く・・・。」
ルナ「分かったわ・・!ベルとハワードも、手伝ってくれる・・?」
ベル「分かった・・!」
ハワード「畑かよ・・・かったりいなぁ〜・・。」
ルナ「私とメノリは・・・干物作りね・・・。」
メノリ「うん・・・。」
シャアラ「食事の片付けが終わったら、私も手伝うわ・・・!」
ルナ「うん・・・。」
シンゴ「この子はどうするの・・・?」
ルナ「そうねぇ・・・。」
ハワード「仕方ないなぁ・・・。僕が面倒を見てやるよ・・・!」
チャコ「畑仕事は大変やもんなぁ〜・・・。ニヤリ」
ハワード「何言ってんだよ。誰かがついていた方が、皆安心して仕事ができるだろ?僕は皆の為に言ってるんだ。な・・・?僕と遊ぼうぜ〜?」
少年は笑顔になった・・・。
ハワード「見ろぉ・・!?僕に懐いてる・・・!」
ルナ「じゃあ、お願いね・・!良い子にしててね、アルデュラム・ゲート・・!」
ジン「んん・・・?;」
シャアラ&シンゴ「はぁ・・・?;」
メノリ「何だ・・・?それは・・・」
ルナ「ほら・・・あの時の・・・!あれはこの子の名前だと思う・・!」
ジン「な・・・なるほど・・・;」
ハワード「おい、アボルヌラ・・・ん〜と、何だっけ・・・?まあいいや、行こうぜ・・!」
少年「・・・。」
少年はハワードについていった・・・。
ジン「案外大丈夫そうだな・・・。それじゃ俺は食料調達に行ってくるよ・・。」
ルナ「お兄ちゃん・・・。待ちなさい・・・。」
ジン「ぇ・・・?;」
ルナ「また一人で行くの・・?」
ジン「あ・・・あぁ・・・;」
ルナ「それと・・・何か私に隠し事してない・・?」
ジン「い、いや・・・ただ気になることがあってだな・・・;」
ルナ「もしかして・・・・遺跡・・・?」
ジン「・・・・;ルナにはバレバレだな・・・;」
ルナ「そんな・・・遺跡に1人で行くのは危険よ・・・!お願いだから・・・そんな無茶は止めて・・・!」
ジン「・・・・・。分かった・・・。だからそんな顔をするんじゃない・・・。」
ジンはそう言いながら泣きそうな顔をしているルナの頭を撫でる・・・。
ルナ「・・・・良かった・・・。また前みたいになるのは・・・嫌だから・・・。」
ジン「それじゃ、俺も今日は畑仕事に移るよ。ハワードが居ない分、大変だろうからな・・・。」
ルナ「うん・・・!」
その頃チャコ達は遺跡で拾ったカードを調べていた・・・。
チャコ「・・・・このカード・・・電気が発生しとるな・・・。」
シンゴ「電気・・・!?」
チャコ「ん・・・・?」
シンゴ「どうしたの・・・?」
シンゴはその時遺跡のカードの上に影を作っていた・・・。
チャコ「電圧が下がったで・・・!」
シンゴ「え・・・?」
そしてシンゴが少し体をずらして太陽の光を当ててみた・・・。
チャコ「ぁ・・・また上がった・・・!」
シンゴ「太陽電池・・・・!」
チャコ「おそらくそうやろうな・・・。」
シンゴ「通信機に使えないかな・・・!」
チャコ「どのくらい発電力があるかが問題や・・・」
シンゴ「とりあえず、陽の光に当てておこう!」
チャコ「せやな、起こした電気を貯めることもできるはずや。」
ハワード「・・・・・シー・・・」
少年「・・・・・。」
ハワードは少年を連れ皆にバレないように食物庫に移動していた・・。
ハワード「静かにしてろよ・・・その代わり、良い事教えてやるから・・・。」
ハワード達の目の前には様々な種類の果実が並べて保管されていた・・・。
ハワード「どうだ・・?色々あるだろ?・・あ・・待て・・;手前のから取っちまったらバレちゃうだろ・・?後ろから取るんだよ・・。」
少年「・・・・・。」
ハワード「ほら・・。バレないように芯まで食べるんだぞ?証拠を残すなよ?っへへ・・!」
そこへルナ達の声が聞こえてくる・・・。
ルナ「ええ・・?もう終わっちゃったの?」
メノリ「ルナだって、もう後3、4枚じゃないか。」
ルナ「すぐに終わらせるからね・・・。3・・2・・1・・・0・・!終わった・・!っふふ・・行きましょ・・!」
メノリ「ああ・・・!意外とはかどったな・・。」
ハワード「・・・・おい・・。ルナ達がこっちへ来る・・・。急いで部屋に戻るぞ・・・!」
しかしそこに少年の姿は見当たらなかった・・・。
ハワード「あれ・・・?」
シンゴ「おわああぁぁ・・・!」
チャコ「こら・・・!やめんか・・・!」