K(アニメ)二次本文
□かえす
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ストレインが街中で暴れているという通報で出た先には、件のストレインだと思われる青年と吠舞羅の人間が交戦していた。
その中には八田美咲の姿もあって、伏見が同行していた特務隊員にぎょっとした空気が流れた。
いつもの調子なら、伏見はストレインには見向きもせずに親友とやりあおうとするだろう。
それは既に分かり切ったお約束になっていた。
しかし
「邪魔だ、どけ。……八田」
「……え……」
伏見はいつものだるそうな空気を崩すことなく声を発した。
これまでとは違って、仕事を放りだして挑発をすることもない。
ただ冷静に職務を果たすための接触に、対する少年は困惑した表情を浮かべた。
それもそうだろう。
今までは、少年を見るだけで異様なほどの執着を見せて、少年を追いかけていたのに。
少年も特務隊員も他の吠舞羅の人間も唖然とする中で、伏見に状況を伝える。
「伏見さん、ストレインは現在吠舞羅と交戦中のようです」
「見りゃ分かるだろそんなの。……秋山、榎本は右から弁財、日高は左からまわれ。俺が吠舞羅の連中をとめておく」
「はっ!」
いつものだるそうな口調で指示を出す彼に、今度は他の隊員も安堵した様子で、それからすぐに仕事に頭を切り替えて指示に従った。
榎本とともに走り出す。
そしてその場から離れる時に横目で確認した伏見は、宣言通りに青い力を走らせて吠舞羅の人間とストレインの間を割った。
その目にはすでに、あれほどまでに執着していた八田に対する狂気じみた感情は一片も存在していなかった。
今の彼の世界は、「一人」だけではないんだから
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要するに猿比古に見限られた八田という感じ?
秋伏言いながらCP臭全然ないですねすみません・・・
タイトルの意味は
かえす
→
孵す(卵から孵すようにまた新しい世界に気づく)
返す(好意を返す・世界を裏返して変える)
というのを込めて
猿比古はセプター4の年上部下さんたちに愛されて甘やかされてほしい
愛してるだけじゃ生きていけない子にはちゃんと愛してるって確信出来るレベルの愛情を注がないと枯れて死んじゃうので潰れちゃうくらい愛してほしい
というか私が愛してるよ猿比古!(笑)