俺の空色なのだよ

□みるきぃ うぇい 
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雨は降っていない。

しかし、星もたいして見えてはいなかった。


「…約束は果たせそうにはないのだよ」

ぼそりと呟かれた声は、空に吸い込まれていく。

後、数時間…

自分の誕生日には愛する人と星空を見上げて迎えたいと…

その我が儘に笑顔で頷いてくれた…

それだけで幸せだった。





約束の時間は迫っている。

取り敢えず、仕度をして家を出ることにした。
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