みんなの空色
□しらないです
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「さて…今からお前たちに幾つか質問をしよう」
我等が主将、赤司征十郎は凍り付いた笑顔で四人に問いかけた。
「まず…真太郎、お前の背中に張り付いているのは何だ?」
「多分、赤司が思ってる人物なのだよ…」
二人のやり取りの最中にも、緑間の背後でゆらゆらと揺れる水色に赤司は眉をひそめる。
「まぁ、引き剥がすのは後だ。次の質問は…大輝」
「な…俺は何にもしてねぇ!!」
「では何故僕のテツヤはあんなところに隠れている?」
「…テツが勝手に…」
「勝手に?」
先を促され、言葉に詰まると苦々しい顔で俯いた。
「答えられないのか…ならば涼太、僕のテツヤにナニをした?」
「ナニもしてないっすよ!!黒子っちが急に…」
「急に何だ?」
「急に…うぅ…」
「赤ち〜ん…黒ちんねぇ、急にしんたろーくんしかいない〜って…」