ネガティブモブは今日もがんばる
□私のお隣さん
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私のお隣さんは、東峰さん。
その家の旭くんは、私の幼馴染みで、昔から遊んだりもしていた
穏やかで、争いごとが好きじゃなくて、でも、バレーボールは大好きで、ひたむきに頑張ってた
そんな旭くんのことを私は「あーちゃん」と呼んでその背中についていってた
その呼び名も小学高学年になれば、周りに冷やかされて(恥ずかしくて)返事もして貰えなくなってから、自然な流れで「東峰くん」と呼ぶようになった
本当は、幼馴染みだし、旭って呼びたいけど、流れていた時間と勇気は比例しないようで、陰でこっそり「あーちゃん」って呼んでたんだ
中学は同じ中学に通ったものの、ほとんど会話をせずに卒業してしまった
でも、あーちゃんのことは好きだし、背中を見てるのはほんとに飽きない
だから。
たったのそれだけの理由で。
あーちゃんと同じ烏野高校に受験した
今思えば、なんて下心丸出しな理由だろうって思うけどその時はその背中にくっついていくので必死だった
バレーをしている時は目がキラキラしてた
楽しいんだなぁって、他から見て分かるくらいに
私ももっとあーちゃんのこと知っとけばよかった知ろうとすればよかった、あんなことになるなんて思いもしなかった
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