短編小説(ポケスペ)

□梅雨
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今年もやってきたこの季節。雨がザ−ザ−と降ってきている。ボクは雨が大好きです。雨の音を聞くと、つらい思い出や悲しい気持ちも全て洗い流してくれる。…だけど、あの事件の事だけは洗い流す事だけはなぜかできない。ワタルが人間を滅ぼし、ポケモンの帝国をつくろうとしたあの事件だけはなぜか洗い流せない。
ボクも事件を解決する為に一緒に戦ったから?

僕の不思議な力が役にたったから?

あの事件のおかげで、自然が復活したから?

どうしてだろうと深く考えていた時「イエロー、雨漏りしていた所は全て直したよ。」僕の後ろにはレッドさんが立っていた。
「ありがとうございます。今お茶を入れますね。」
「ありがとうイエロー」
ボクは真心をこめて、紅茶を入れた。
「どうぞレッドさん。」
「ありがとう。」
レッドさんはボクにお礼をいいながら紅茶を飲み始めた。
「やっぱりイエローが入れた紅茶は美味しいな。」
「そうですか?ボクはブルーさんが入れた紅茶が一番美味しいと思いますが?」
と聞いて見ると
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