ゆめ。
□そのお望み、叶えます。
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「ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデーディア…天道虫〜
ハッピバースデートゥーユー♪」
「おめでとーーう!」
『ありがとーうっ!優樹大好きっ』
「そう?じゃあ、もっと好きになって」
優樹が持ってきた
紙袋の中から出てきたのは
白い箱だった。
よくケーキとか入ってるやつ。
『もしかしてっケーキ!? 』
「せいかーい!ジャジャーン」
その箱から取り出されたケーキは
私が大好きなキャラクターの
キティちゃんの顔の形と
それにキティちゃんの顔を
描かれたケーキだった
『わぁっ!キティちゃんっ!!』
「お前が大好きなキティだよ」
『ほんとありがとうっ』
「どういたしまして。誕生日プレゼント用意できなかったからさ」
『全然いいよっ』
「今日はそのお詫びとしてこのケーキと」
『…と?』
「天道虫の言うこと何でもきいてあげる」
『えっホントに!?』
「もちろん、何がいい?」
急に言われてもなぁー…
『うーーん』
「ゆっくり考えていいよ。ケーキ食べながらでも」
『うん!』
私たちはケーキを食べはじめた