ゆめ。
□同窓会
1ページ/4ページ
ある日、家に一本の電話があった。
〈あ、もしもし?天道虫?〉
「はい……もしかしてマキ?!」
〈うん!久しぶりー!〉
「久しぶりだね!!!どうしたの?」
〈今度の土曜日に同窓会があって、それに誘おうと思って♪〉
「同窓会かぁー楽しみだな♪ 」
私はマキに場所と時間を確認して電話を切った。
「なんの電話だった?」
彼氏の優樹とは同棲している
「中学時代の同窓会のお誘いだった」
「そうなんだ」
特に興味も無さそうにビールを飲むお風呂上がりの優樹
「行ってもいい?」
「いいんじゃない?てゆうか、俺にそんな決定権ないでしょ。」
「そうだけどー……」
もう少し気にしてくれてもいいじゃんかぁー!
「そうだけど、なに?」
「嫌じゃないの?」
「なにが?」
「私が同窓会行くこと」
「……逆になんで嫌なの?」
「・・・だってだって」
「なに?」
「も、もしかしたら昔のクラスメートと恋に落ちてお持ち帰りされて……ってゆう展開も考えられるでしょ?//」
・・・言ってしまった
めちゃくちゃ恥ずかしい……
「……」
そのまま真顔で私を見る優樹。
「ぷっ……はははは!!笑」
「なんで笑うのよ!!/////」
そんなに笑わなくても……
「ドラマの見すぎじゃない?」
まだ笑いながら横目で見てくる優樹
「っもう!!いいもんーっ!」
結局その日私は拗ねたまま寝てしまった