ゆめ。

□同窓会
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ある日、家に一本の電話があった。





〈あ、もしもし?天道虫?〉

「はい……もしかしてマキ?!」

〈うん!久しぶりー!〉

「久しぶりだね!!!どうしたの?」

〈今度の土曜日に同窓会があって、それに誘おうと思って♪〉

「同窓会かぁー楽しみだな♪ 」




私はマキに場所と時間を確認して電話を切った。


「なんの電話だった?」

彼氏の優樹とは同棲している


「中学時代の同窓会のお誘いだった」

「そうなんだ」


特に興味も無さそうにビールを飲むお風呂上がりの優樹

「行ってもいい?」

「いいんじゃない?てゆうか、俺にそんな決定権ないでしょ。」

「そうだけどー……」


もう少し気にしてくれてもいいじゃんかぁー!


「そうだけど、なに?」

「嫌じゃないの?」

「なにが?」

「私が同窓会行くこと」

「……逆になんで嫌なの?」

「・・・だってだって」

「なに?」

「も、もしかしたら昔のクラスメートと恋に落ちてお持ち帰りされて……ってゆう展開も考えられるでしょ?//」




・・・言ってしまった


めちゃくちゃ恥ずかしい……





「……」


そのまま真顔で私を見る優樹。





「ぷっ……はははは!!笑」

「なんで笑うのよ!!/////」


そんなに笑わなくても……


「ドラマの見すぎじゃない?」


まだ笑いながら横目で見てくる優樹


「っもう!!いいもんーっ!」




結局その日私は拗ねたまま寝てしまった
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