短編

□121°
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あとがき

 ご閲覧ありがとうございます。これはサークルの会誌に寄稿したものです。会誌のテーマは「高飛車」でした。テーマに沿い高飛車な「彼女」の設定。そして富士急ハイランドの四大アトラクションの一つ、「高飛車」をモチーフにした作品です。もともと今回の会誌のテーマが高飛車になったのは私が富士急ハイランドのお土産として買ってきたお菓子のパッケージが高飛車というジェットコースターになっていたのが原因であり、作品制作をするにあたりいつまでもその「高飛車」が私の頭を引っ張りこのような作品が出来た次第です。タイトル、百二十一度も文中にある通り、この「高飛車」の誇る世界最大角度から来ています。私にしては珍しく、タイトルから決めた作品でした。因みに「彼女」のキープが「彼」を含め八人いるのは「高飛車」が八人乗りだから、という理由があります。「高飛車」は「彼女」のモチーフであり、「彼」と「彼女」の苦い恋愛の象徴でもあります。私は富士急の回し者ではありませんが、もしこの話を気に入ってくださった方がいるのであれば一度乗ってみてもいいのでは?(笑)
 今回の作品は初めての連続でした。正直、こんなにじっくり丁寧に小説を書いたことはない!というくらいには努力したつもりです。そもそもアンハッピーエンドを書くのが私にしては珍しく、苦労しました。好みの問題もありますが、友人にアンハッピーエンドって読む意味あんの?と言われムキになり絶対読んで良かった、読む意味価値がったと思えるアンハッピーエンドを書いてやる!と闘志を燃やしながら書いたのですが如何だったでしょうか。皆様の心に何か一つでも残るものがあれば幸いです。また、今回ジェットコースターの高飛車をモチーフにしていますが、何かをモチーフに小説を書いたのも初めてかもしれないです。絵ならあるのですが……。
 もしよければ感想など等で教えて頂ければこの上なく幸いです。改めまして閲覧ありがとうございました。
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