TOX2【長編】
□【※】全部あいつが悪い
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入浴後、相変わらず無防備なままテレビを見ているルインを確認してから、そのままトイレに向かった
まさかここまでとは……
放っておけば収まるだろうと思っていたのだが、最近忙しくて抜いていなかったのがここに来て祟るとは思わなかった
しかしあいつもあいつだ
ガキだから分からないとはいっても、無防備すぎる
あのまま成長したら絶対まずいことになる
「ふっ………ん………」
さっさと半勃ちになったそれを何とかして戻らないと不審に思うかもしれない
……まさか自分のせいで俺のがこうなっているとは考えないだろうが
「はっ…………っっ…………」
あいつに……ルインに処理させたい
一瞬頭をよぎったが、それをユリウスが知ったらおそらく無理矢理にでも連れて行こうとするだろう
あいつはそういうやつだ
そんなことをぼんやり考えていたら
「ん?もしかして入ってますー?」
「っ?!?!」
まずい……!
「リドウさーん?」
「っ……か、鍵が掛かってるのくらい見たら分かるだ」
「え、掛かってないっすけど?ほら……」
そう言うが早いか、そのままルインが入ってきた
「「ーーーーーっ!!」」
俺のそれはさっきまで扱いていたおかげ様でほぼ完勃ちしていてグロテスクなほどになっていた
一方それを見てしまったルインは完全に硬直していた
それはもう、完全に
「っ…………おい、何か言うことはあるか?」
「へっ?!え、えええーっとですねー……お、俺こういう時どうすればいいんだ……?見なかったことにすれはいいのか……?いやでも何かすげーもん見ちまった気が…………うわっ!」
はっきり言って我慢の限界だった