TOX2【長編】

□裸の付き合いとか
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そういえば、人が作ったご飯を食べるなんていつ振りだろうか
……なんてことを考えていると、ルインが突然切り出した


「昼間に風呂に入ろうか迷ったんですけどね。やっぱり主の前に入るのには抵抗があってさ、シャワー浴びただけなんすよ」

「………入りたいのか?」

「はいっ、ぜひ一緒に!」

「は?!」

「裸のお付き合いって大事ですよね!」

「い、いらないだろ!」


いくらなんでもあの浴槽に、けして狭くはないが二人はいると少し狭い、はずだ
それにそんな場所だと最悪……いや、それはないか

相手はガキだ 


「……あ、もしかしてリドウさん誰かとお風呂入ったことないんですか?」

「何……?」

「ほら、温泉とか露天風呂とか……だいたい一緒なんだっけ?ともかくああいうの経験ないってことなんですかね?」

「……そんなの入る必要はないだろ」

「まぁそうっすけど……いいじゃないっすかー。折角ご飯も一緒に食べたんですからお風呂もぜひ!」


何で風呂まで……
若干めんどくさくなってきたところで、明日ルインをユリウスのところに連れて行く必要があったことを思い出した

適当に風呂場で話せばいいか……


「分かったから……先に入ってろ」

「あっ、そのまま来ないとかなしっすよ?」

「分かった分かった」


ほんとなんすかねー?とルインぼやいていたが、そのまま風呂場に向かっていった

さて、俺も資料まとめたらさっさと風呂入るか
さすがにここでのぼせられても困る


いつもならともかく明日は………
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