TOX2【長編】

□住むところないんで
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「……おい」

「はんへふふぁー?(何ですかー?)」

「人の部屋にあるものを勝手に食べるなんてどういう神経してるんだよ……」

「もぐもぐ、ごくんっ……さぁ皆と一緒じゃないっすかね?」

「」


間違えた……どこかで俺は選択を間違えた
一体どこで………


「はははっ、リドウさんは何にも間違ってないですってば」

「もう一度瀕死にして森に捨てに行ってやろうか」

「ちょ、口に出てるってば!」


そうだ、確か俺はほんの小一時間前にこの場でこのガキ( ルイン だったか)がサインをするのを見て、その後エージェント共に見張りを任せつつも部屋の中には1人放置したまま社長の呼び出しに応じていたのだった


戻ってきたらどこにでもあるような保存食(ただし確実に俺の)を食べていた、というわけだった
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