TOX2【長編】

□いざ!魔物退治の旅β
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そういえば……


ふと前に監視役らしきエージェントがいたことが頭に浮かんだ
あれは結局何だったのだろうか
リドウさんからは結局何もいわれなかったため気にとめる機会もなかったのだが、もしかしたら別の誰かが送ってきていた……ということなのかもしれない


クランスピア社の有力者であれば、エージェントを動かすことは簡単なのではないだろうか




……知らんけど



そういうことは帰ってからリドウさんにでも聞いてみるか
別に隠すようなことでもないだろうし答えてくれるだろう


いっそ隠すようなことも答えてもらえると助かるのだけど



あ、それで命を狙われるなんてことになるのは御免だな



「……やっぱり考えるとか向いてねェわ」



やはり俺様には思い出す方が楽だ
この圧倒的な経験から可能性として一番高いものを導き出す
これを通した方がいい



そう、クルスニク一族が争い始めたあの頃から失うことを知らないこの記憶の貯蔵庫から
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