はい、作者です。
最近、無駄に閃一さんへ好き好きオーラを放っている美里さんが無性に愛しくて堪らず‥‥
愛の無い鬼畜も醜男×美女のレイ●も勿論大好物なんですが(酷い嗜好だ)
何故か勢い余ってこんなモノを描いてしまいましたとさ(爆)
其れというのも、元を正せば作者御用達のエ/ロ漫画(電子書誌)のとある作品のヒロインがとっても可愛くて可愛くて可愛くて堪らんかったせいなのですが(妹である女の子が実の兄に想いを寄せていて、ある日其の想いが爆発してしまうという萌えきゅんな話し)
普段そーいうのに見向きもしない癖に、珍しく昔の自分が重なったのかまぁぶっちゃけるとヒロインの子に感情移入しすぎて号泣してしまったんですよねぇ(遠い目)
いやぁ、あの頃は若かった(笑)
ともあれ、そーいう萌え萌えな漫画を読んだせいなのか分からんですが。
とおおおぉおおおおっても閃一さんが大好きで大好きで大好きで仕方が無い、メンヘラ全開な雌豚の美里さんをご用意させて頂きましたので!!
糖分過多でもばっちこーい!!というツワモノだけ、どうぞゆるりとご閲覧下さいませ(笑)
ちなみに
せんみさだけでは無く、おまけでゆうみさ、くろみさの漫画的なモノも載せて有りますが。
基本美里さんは閃一さん以外見えていないので二人がとっても不憫でとっても可哀想でとっても冷遇されていても大丈夫!!という心の広い方のみ
おまけのゆうみさ、くろみさまで愉しんで行かれて下さい(逆に裕造さん、黒瀬氏が好き!!という絶対に居ないであろうご危篤な方は閲覧の際、覚悟して下さい)
では早速
せんみさ大正義!!の作者が描いた拙い漫画的なモノをどうぞ心行くまでお愉しみ下さい。
※どうでもいいけど、文字と背景の色を間違えて逆にしちゃったけど直すのめんどいのでこのままに←どんだけ面倒臭がりなんだ
―――――
ある晴れた昼下がり。
世間は俗に言う休日で、街中も溢れんばかりの人混みでごった返している中
主要駅の改札で、やたら人目を惹く一人の男が人待ちの為に佇んでいた。
※デート待ちの閃一さん
女1「ねぇ、あの人カッコ良くない??」
女2「ホントだ!!すっごいイケメンだね、でも何かちょっと怖そう‥」
女1「うーん。確かに」
ちらほらと先程から、通りすがりの女性が彼の方へと目線を向ける。
彼女達の言う通り、男の容姿は並より遥かに優れていて黙って立っているだけでも異様に目立つのだ。
しかし
閃一「……‥‥‥」
駅構内の柱に背を預け、暇潰しにタバコを吹かす姿は何処か近寄り難くて。
見るからに冷たく冴えた美貌と、お世辞にも人相が良いとは言えない目付きの悪さが相俟って
結局誰一人として、彼に話し掛ける事は出来なかったのである。
そんな中―――
※相手は勿論……
カツ、と小気味良いヒールの音が構内を小さく響かせたかと思うと
如何にも悪人面な彼に臆する事無く、一人の女性が一直線に向かって彼の前へと姿を現したでは無いか。
其の女性こそ‥
※気合めちゃめちゃ入ってる清楚な雌豚の美里さん
美里「お待たせ致しました、閃一様」
彼、前屋閃一と正式にお付き合いを交わしていた深窓の令嬢
財前美里其の人だった。
※近付いてきた恋人の存在に気が付き、視線を移す
美里「あの、もしかして大分お待たせしてしまいましたか??」
今日は初デート。
待ち合わせ時間丁度きっかりに姿を現した彼女は、愛する男を少しでも待たせてしまった事に幾許の罪悪感を感じていた。
其れでも、初めて二人きりで出掛けるのに変な格好は出来ないと
妙に気合が入ってしまった美里はなかなか妥協する事が出来ず、結局待ち合わせギリギリまで洋服のコーディネイトに時間を掛けてしまったのだ。
そんな、いじらしい乙女心を知ってか知らずしてか
閃一「いや、問題無い」
なんて、酷くあっさりとした口調で返されるから。
美里も其れ以上は言及せずに
美里「そうですか、其れなら良かったです」
と、其の話しは一旦終わらせる事にしてやった。
代わりに
※愛する男と初めてのデートを前に、心から嬉しそうに微笑む美里さん
美里「ところで‥今日は水族館という所に行かれるのですよね??」
旧家の生まれで、生粋のお嬢様体質だった美里は人生で初めて訪れるであろうデートスポットの定番
つまり水族館という場所に期待を馳せながら閃一に訊ねてみせた。
しかし
閃一「あぁ、そうだが」
当人である男が元々口数少なく、余り会話が得意で無い為
相手によっては酷く素っ気無い態度だと誤解を招きかねない、そんな愛想も思い遣りも無い答え方しか返って来なかったのである。
其れでも、美里自身は気にも留めず
美里「私、水族館に行くのは初めてなのでとても愉しみです。一体どんな所なのでしょう」
と、誰が聞いても分かりやすい位に弾んだ声色で答えてみせたのだが―――
※早速行くか、ってな感じで歩き出してしまうクールな閃一さん
閃一「行けば分かるさ」
何処までもクールでドライな彼は美里の言葉を軽く受け流す様にそう答えると、いきなり背を向けさっさと一人で歩き出してしまったでは無いか。
※不本意ながらも早足な彼に置いていかれそうになってしまった美里さんは
美里「あ‥‥!!」
コレには流石の美里も大いに驚かされた。
まさか、恋人である筈の自分を置き去りにして一人で勝手に目的地へ向かうなんて。
普通なら有り得ない。
世の中の仲睦まじい、所謂バカップルと呼ばれる男女が聞いたら眉を顰めるレベルの話しと言っても過言では無いだろう。
現に
美里「閃一様…‥」
ろくすっぽに男と付き合った事の無い、まさしく純粋培養のお嬢様だった美里ですら
其の閃一の余りにも素っ気無い態度に、早速心が折れそうになってしまっていたのだから。
※手、繋ぎたいなぁ‥なんて乙女全開な思考回路に陥ってしまい
―――閃一様って、人より歩くのが少し速いみたい。
スタスタと、行き交う人々を縫う様にして足早に進む閃一。
其れは決して美里の歩調に合わせたモノでは無く、完全に普段の彼自身のペースに合わせたモノ。
そんな
良くも悪くもマイペースな彼に寂しさを覚えた美里は、せっかく恋人同士になったのだからという羨望も相俟って
―――手、繋ぎたいなぁ。
と、心密かに恋人らしい有り方に想いを馳せてしまった。
だが
※でも、そんな厚かましい事を言って拒否されたらやだなぁ。と消極的な事を考える
人一倍消極的で、人一倍ネガティブな思考の持ち主だった美里は浮かない顔をして
―――もしも拒否されたらどうしよう。そんな事、怖くて言えないわ‥
と、心の中で同時に葛藤していたのだ。
―――もっと恋人らしいデートが出来ると思ったんだけどなぁ。
―――でも、水を差すような真似はしたくないし。
―――私が我慢すればいいのかな??
人付き合いの苦手な彼が、スキンシップも同様に好まない事も知っていたから。
拒絶される可能性も否めないのに、そんな怖い事を自ら進んで出来る程美里の神経は図太くない。
其れに、愛する男に自分の欲求を強要して我慢を強いるなんて愛情深い美里からすれば以ての外だ。
でも
其れでも―――
※其れでも、言わなければ自分の気持ちは相手に伝わらないと其れまでの経験でちゃんと学習していた美里さんは勇気を振り絞り
閃一「‥‥どうした??何かあったのか??」
美里「………‥‥」
他人に呆れるくらい無関心で、特に男という種族に対して激しい嫌悪感と偏見を抱いていた自分を唯一変えてくれた男。
彼だけは自分に優しかった。
誰にも愛されない自分を、彼だけが愛してくれた。
現にこうして、自分と同じくらい他人に対して無関心な彼が自分だけには気を遣って声を掛けてくれる。
急に立ち止まってしまった自分を心配して、振り返ってくれる。
たったそれだけの事が、こんなにも嬉しくて。
―――うぅん。ダメよ、美里。言ってみなくちゃそんなの分からないじゃない。行動しない内に諦めてどうするの??
と、何時に無く弱気な自分を心の中で叱咤した彼女は
なけなしの勇気を振り絞って、ついに想いを言葉にしてみせたのだ。
※あの、と震える声で閃一さんを呼び止め‥
美里「あ、あの。閃一、さま。実は」
閃一「……‥」
触れたい。
愛する男の手に、熱に、温もりに。
其の欲求にはきっと何物も敵わないのだろう。
引っ込み思案で消極的で、滅多な事では自己主張しない控えめな性格の美里。
そんな彼女が
※おずおずと申し出るも
美里「閃一様の足が、速くて‥気を抜くと置いていかれてしまいそう、です」
閃一「‥‥‥……」
美里「なので出来れば、その‥あの///手を、繋いでは頂けないでしょうか??」
麗しい其の顔を赤らめながら、震える声でおずおずと申し出てみせるなんて。
他の男相手ならば決して考えられない事だっただろう。
何せ彼女は筋金入りの男嫌いで、閃一以外の男の前では基本(表面上だけ)当たり障り無く接する程度が限度なのだから。
しかも
美里「ダメ、ですか??」
他人と触れ合う事や馴れ合う事を嫌う閃一が自然と手を繋いでくれそうなシチュエーションに持っていこうとする辺り
あぁ、自分はズルイ女だなぁ。
と、美里自身も思ってしまう反面
彼女の懇願は実にあざとく、そして巧みだったのだ。
其れも偏に閃一を愛するが故の、とてもいじらしくて健気な想いの成せる業なのだが―――
※相手は、本当に手を繋ぐだけで満足なのか??と挑発的に返し
閃一「本当に‥手を繋ぐだけで満足なのか??」
美里「…‥‥えっ??」
相手は何を思ったか
ふっ。と挑発的に笑ったかと思うと、突然こんな事を言い出したのだ。
※強引に抱き寄せてくるから
閃一「どうせならこういう方が恋人らしくて良いんじゃないのか??」
美里「!!!!!」
ぐいっと
反応するよりも先に、伸びて来た逞しい腕が美里の腰を捉える。
其れはあっという間の出来事で
呆気に取られてしまった美里は、最初自分の身に何が起こったか正確に把握する事が出来なかったのだが。
※閃一さんにベタ惚れな美里さんは無駄にきゅんきゅんしてしまう
美里「せ、せんい‥‥」
閃一「俺はそんな大層な言い分が有ろうと無かろうと、常に君に触れたいと思っているよ。美里」
美里「!!!!!」
いきなり間近になった彼の瞳。
エメラルド色の鮮やかな其れに優しく見つめられ、思わず美里の胸の奥がきゅうんと疼く。
美里「///」
手だけで満足出来る程、幼い想いでは無い。
寧ろ、余す事無く触れて欲しいし触れたいとも素直に思う。
だから彼の言葉が嬉しくて
嬉しくて嬉しくて嬉しくて、嬉し過ぎて堪らなかったから。
※そして嬉しさの余りニコニコと微笑みながら
其の気持ちを、寸分違わぬ率直な言葉で伝えたかった美里は
美里「私もです!!私も、閃一様に触れたいし触れて欲しいと思っています。だって閃一様が、世界で一番大好きですから!!」
と
雑踏を行き交う外野の存在も無視して、満面の笑みで公然と言い放ってみせたのだ。
勿論、気を遣って周囲の注目を浴びる様な音量では言わなかったが。
※大胆にも、恋人である男にべったりと寄り添い腕を組んでみせるのだった
閃一「そうか」
美里「はい。ですから、こうしてくっ付いて歩いても宜しいでしょうか??」
閃一「あぁ、勿論だ」
美里「嬉しい!!閃一様も私の事が世界で一番大好きですか??」
閃一「‥‥あぁ、俺も君の事が大好きだ」
美里「私達、両想いですね!!」
すれ違う人々は、傍目も憚らずにベタベタといちゃつく二人を見て
バカップル、うぜぇ!!
と、蔑んだ目で見詰めるのだった―――
はい、以上が砂糖入れ過ぎてしまった結果→甘過ぎて飲めたモンじゃねぇよ!!とブチキレそうになるくらいに甘い飲み物と化したせんみさのイチャイチャパラダイスでした。
ちなみに最後は美里さんが若干無理矢理好きって言わせたに近い状態となっておりますが。
照れ屋な閃一さんは人前で言おうか言うまいか躊躇っていただけなので、無理矢理言わされた訳ではありません。
と、一応弁解じみた言い訳をしておきましょうか。
ま、究極のメンヘラと至高のコミュ障が付き合ったらこうなるという事ですよ。
お互い、大切なモノが一つ(相手)しか居ない訳ですから。
共愛依存(作者の造語)になるのはしょうがない。
このまま一生いちゃいちゃラブラブしてればいいんじゃない??
だがしかし!!
まだまだ鬱陶しいくらいにラブラブしているせんみさが控えておりますので吐き気を催すには早いですよ!!
てな訳で次。
―――――
人生初めてのデート。
其れは『男』である閃一にとっても勿論特別な行儀に変わりは無いだろうが
しかし『女』特有の所謂恋愛依存だった美里にとって
『愛する男との初デート』は、如何なる記念日よりもある意味特別な日だった。
尤も、感動屋な彼女にとって
愛する男と過ごす日常は、例え特別な行事が無くとも毎日が特別な日々の様に思えていたのだが。
※其の後、アイスを買って貰い美味しそうに食する美里さん
美里「んっ‥‥‥」
ペロリという音と共に舌先から伝わる、其の冷たい感触を前に
人生初となる、アイスクリームデビューした美里は目元を緩めながら
何て冷たくて甘くて美味しい食べ物なのかしら―――
と、満足そうに目の前の食べ物を味わいながらニコニコと街中を歩いていた。
※そんな、ほのぼのとしたデートを進める中
美里「私、こんなにも美味しい物は今まで食べた事がありません」
閃一「‥‥そうか」
人見知りが激しい彼女は、閃一以外の前でこんな風に無防備な笑顔を浮かべたりしない。
普段の彼女は驚く程に大人しく、全面的に他人の前で感情を表に出したりしないからだ。
しかし今はどうだろう。
閃一「気に入った様だな」
美里「はい!!とても気に入りました♪」
道行く人々の視線などお構い無しに、愛する男へ惜しみなく満面の笑みを送る彼女。
其の一見素朴に見えて―――実に可憐で艶やかな眩しい笑みが人目を惹いているのだという事に、鈍感な彼女はちっとも気が付かない。
けれど
幸せそうに微笑む彼女を前にすると、幾ら内心では嫉妬深くて美里に見惚れる男達をすれ違う度に睨み付けている閃一すらも
閃一「そうか、其れなら良かった」
まさか俺以外の男の前で容易に笑みを見せるんじゃない。なんて咎める気にすらなれなくて。
何時までも、其の柔らかくて愛らしい笑みを目に焼き付けて置きたいと
至極幸せな気持ちで彼女を見詰めて居た其の時
閃一「!!」
其れは起こったのだ。
※気付いた時には既に遅く‥
美里「あ!」
つ。と垂れるアイスクリーム。
斜めに傾けて食べていたのがいけなかったのか。
気付いた時には既に遅く
美里が小さく声を上げた其の直後
※初めて食べるアイスを大事に食べていたせいで溶けてデコルテに垂らしてしまう
ぽたり。と
其の真っ白で美しい形を描く彼女のデコルテ部分に液体化したアイスクリームが落ちてしまったのだ。
美里「…あぁ、何て事なのでしょう」
やってしまった、と後悔してももう遅い。
愛する男の前で粗相してしまった美里は、勿体無いと心の中で残念に思いながらも
旧家のお嬢様らしく
閃一様にはしたない所を見せてしまったわ、どうしましょう―――
などと、恥らっていた。
そして
※すると
美里「お見苦しい所をお見せしてしまって申し訳ありません!!まるで子供の様でだらしないですよね、私。今直ぐ拭き取るので少々お待ち頂けませんか??」
彼女は酷く慌てた様子で、胸元に落ちた其れをハンカチーフで拭おうとしたのだ。
そう
生粋のお嬢様であった本人にとって、其れは淑女にあるまじき粗相だと思っていたから。
でも―――
閃一「いや、其の必要は無い」
美里「……‥え??どうしてですか??」
何故か恋人である男に止められ、予想外の出来事に驚いた彼女は思わず聞き返してしまう。
けれど
閃一「‥‥………」
美里「閃一、さま??」
相変わらず口数の少ない彼から問いの答えは聞けず
代わりに美里の目の前がふと暗くなったかと思うと‥‥
※人前で大胆にもペロリと垂れたアイスを舐めてしまう閃一さん
何を思ったか
美里「―――ッ」
恋人である男は、何の躊躇いも無くデコルテに落ちた其れをペロリと一舐めしてしまったのだ。
しかも
※当然、色事に免疫の無い美里さんは真っ赤になってしまうが
閃一「……甘い、な」
レロリ。
唇に付いた僅かな其れを舌先で拭う彼の仕草の、何と色っぽい事。
まだ初キス所か、ほっぺにちゅうも済ませていない美里にとって
やたら色気のある閃一の薄い唇は、ハッキリ言って酷く官能的で余りにも刺激が強過ぎた様だ。
現に
美里「せせせせ///せんいちさまっ?!いきなり何をされるのですか??」
美里の体温は―――ぼっ、と蒸気爆発しそうなくらいに一気に苛烈してしまったのだから。
閃一「勿論、拭うのを手伝ってやっただけだが??」
美里「え、あ…そう、なんですか??有難う御座います///で、ですが‥」
あぁ、何て心臓に悪いのだろう。
好きで好きで、どうしようも無いくらい好きだからこそ
此の目の前の男の些細な言動にすら、逐一振り回されている自分が酷く情けなくて滑稽にすら感じる。
まるで、自分ばかりが彼を意識している様で不公平極まりない。
そう思った美里が
美里「そういう事をされると、ドキドキしてしまうので///出来る事なら‥其の、こう行った場所ではお控え頂けませんか??」
と、特に深い意味も無く懇願した瞬間だった。
※同じく、DT(童貞)で色事に免疫の無い筈の閃一さんは何処吹く風でどんな味なのか、まるで確かめる様にちゃっかりと唇も狙ってくる始末
閃一「成る程、な」
美里「!!!!!」
そっと静かに、顎に手を添えられ
言った傍から心臓がドキンと跳ね上がる。
だが、熟れた林檎の様に顔を真っ赤に赤らめた美里の事などお構い無しに
閃一は意地悪く言ったのだ。
閃一「なら。こうされると、もっとドキドキするんじゃないのか??」
美里「〜〜〜っ///」
吐息がハッキリと聞こえるくらい、顔を近づけて来る確信犯な恋人。
当然、男に対して何の免疫も無い美里が絶句して目をぱちぱち瞬かせていると
閃一「君はこういった場所なら控えて欲しいと言ったけれど」
「逆に問うが、一体どういう場所なら何処まで許してくれるのだろうか??」
「是非とも聞きたいモノだな」
甘く甘く、程好く低くて良く通る
大好きな彼の、艶やかな声色。
其の、優しく問い掛ける様な甘い言葉に美里は全身が蕩ける様に痺れてしまい
「勿論、言葉では無く実地でだが」
と言って、ゆっくり近付いて来る彼の唇から目を逸らせなくなってしまったのだ。
※そんな彼にあれよあれよと流され、口付けを許してしまう美里さんなのだった
其れでも
奥ゆかしく、目立つ事が余り好きでは無い美里は直ぐ我に返り
―――こんな公衆の面前で??
と詰る様に
美里「あ‥‥…///」
躊躇いの声を漏らしたのだが。
美里「だめ。やっぱり待って、せんい―――」
閃一「教えてくれるだろう??何せ俺達は、世界で一番愛し合っているんだからな」
美里「っ///」
なんてズルイ男なんだろうか。
先刻、世界で一番大好きだと言った自分の言葉にわざと引っ掛けて来るズルくて小憎らしい、けれど世界で一番愛しい男。
そんな男に絆されてしまったのだから、仕方の無い事と言えば仕方の無い事なのかもしれない。
だって―――
美里「―――わたしは。もしも貴方が望むのでしたらどんな場所でも貴方を受け容れてみせます。だって世界で一番、閃一様が大好きですから///」
閃一「そうか、其れは奇遇だな。俺も君が世界で一番大好きだ。つまり、俺達は世界一の両想いという事だな」
美里「……‥はい///」
此の男の我が侭なら、どんな無理難題でも受け容れてやりたいと思う程に深く深く、此の男だけを愛しているのだから。
閃一「美里。愛してる」
美里「私もです///せんいちさま‥‥」
そうして、暫くもしない内に
ちゅっ、というリップ音と共に
一部始終を目撃していた周囲は、ドン引きした目をすかさず逸らして蜘蛛の子を散らす様に其の場から一目散に逃げ出すのだった―――
ぐああああぁああああっ!!
甘い、甘すぎる!!
甘すぎてギッ●ルでも耐えられんくらいに臭い、臭すぎるわぁああああああ(歳がバレんで)
という訳で如何でしょう。
ほぼしょっぱなの構想通りに展開する事が出来ましたが、何故か途中美里さんが恥ずかしがってちゅうを拒むという展開に。
そんな予定は構想に無かったので何か其のせいで無駄に甘くなった様なならない様な‥‥…
まぁ、コレがせんみさの通常運転だと思って大丈夫だと思います(なん、だと……‥)
そしてどうでもいいけど閃一さんがクールな分余計に甘さに破壊力がある様な気がしてならない(滝汗)
アイツ真顔(もしくはどや顔)で
「俺も君の事が大好きだ」
とか言ってんだぜ?!
最早甘さを通り越してギャグかと‥‥(そう仕組んだのはお前だろうが)
だがしかし!!
コレが普段通りの性格の閃一さんの方だったらより一層甘くて吐き気がしそうだけど(色気のある笑みで美里さんを優しく見詰め、惜しげなく大衆の面前でいちゃらぶしやがる不届きな夫をプリーズ)
作者はそんなせんみさも好きですけどね。
ま、要は閃一さんなら性格は何でも良いです。だって閃一さんのヴィジュアルが好きだから←
サイコパスでもツンデレでもクーデレでも三枚目でもヘタレでもコミュ障でも愛してるよおおおぉおおおおお!!←黙れ
其処に旦那命の美里さんがセットになってたら尚良し。
そして最後に…
さりげなく立った青/姦フラグに草不可避ですが(美里さん曰く、どんな場所でも旦那様を受け容れて下さるそうですから)
次に続く何の脈絡も無いエロイラスト集ではちゃんと室内(inラブホ??)で致しております故ご安心をw←何が安心なんだか
と言う訳でどうしようもない駄絵ですが引き続き暇潰しにでもどうぞご覧下さい。
―――――
はい、まずは一発目。
いきなり嫁が大胆にも大好きな旦那様を誘惑しておりますがお許しをば。
※勝負下着??というか単なるエロ下着。コレで旦那様もイチコロに違いない
美里「は、恥ずかしいのであんまり見ないで下さいね///(と言っておずおずと服を脱ぎ、下着姿を披露する)」
閃一「!!!!!(予想外にエロ過ぎた嫁の下着姿に思わず釘付けとなりつつも)…‥一体どうしたんだ??此の下着は。其の気満々じゃないか(と言って嬉しそうに意地悪な笑みを浮かべながら挑発してくる旦那様)」
美里「ッ///(やっぱり大胆過ぎたかしら?!と焦りつつも)ち、違うんです!!だって、其の、荒屋敷さんが男の人はこういうのが好きだっていうから‥‥」
閃一「(心の中で荒屋敷の奴め‥‥と呆れながらも)まぁ、今回はそういう事にしておこうか(などと言ってちゃっかり美里さんの紐パンに手を伸ばす)」
美里「あ…///(しゅるり、と紐を解かれ恥ずかしさに目を瞑りながらも)初めてなので、今夜は優しく愛して下さいね‥‥(うっとりとした様子で目の前の男を見詰める乙女な美里さん)」
閃一「(クスリ、と優雅に微笑んで)奇遇だな、俺もこういう事は初めてなんだ。互いに初めて同士、今夜は深くゆっくり愛し合おうじゃないか(と言って愛しげに美里さんの髪を掬っては口付けるキザな閃一さん)」
美里「はい///(そんな閃一さんにメロメロな美里さん、圧し掛かって来た彼の身体にギュウッと抱き付いてみせる)」
荒屋敷さんに唆されて、という展開も可愛いっちゃ可愛いんですが。
此処は大好きな大好きな閃一さんの為に、実は嫁が内緒で(ネットショッピングとかで)買った勝負下着、という事にしておきましょうか←オイ
しかも恥ずかしくて恥ずかしくて、自分で選んだなんて口が裂けても言えないから荒屋敷さんのせいに(悪いと思いつつも)してしまう美里さんぐう萌え。
確かにシースルーのベビードールに紐パン&スケスケショールを自分で選んだなんて純な乙女の口からは言えませんよねぇ(でも淫乱で旦那ラブな嫁は旦那を興奮させたい&喜ばせたい一心で間違った方向に努力していくという展開でお願いします)
でもって、後日真偽を確かめる為に荒屋敷さんを問い質す閃一さんですが。
そこらへんはナイス老紳士な荒屋敷さんの事なので笑いながら
荒屋敷「ほっほっほ。余りにも美里様がいじらしい為、ついつい此の爺めも口添えしてしまった次第にございます。出すぎた真似をして申し訳ありませんでした、閃一様」
と、上手く口裏を合わせてくれる事でしょう。
そんな荒屋敷さんが作者は結構お気に入りだったりしますw
次。
※上に乗っかる美里さん
美里「え、あ‥私が自ら上に、ですか?!」
「そんな、ちょっぴり恥ずかしいです///」
「でも、大好きな閃一様の為でしたら喜んで従わせて頂きます///」
「ん、しょ‥(たどたどしい動きで閃一さんの上に乗っかり)コレで宜しいでしょうか??」
「な、何だか凄くえっ/ちな気分です///」
「ですが、たまにはこういうのも悪くありませんね!!」
黙れメンヘラ淫乱雌豚がぁああああっ!!
と、罵声が何処からか聞こえて来そうですが(本当にな)
清楚で恥ずかしがりで恋愛にはとんと消極的な癖に、両想いになった途端ちょっぴり大胆で積極的で今まで以上に健気でいじらしい嫁とかもう最高じゃないですか!!←誰に向かって言っているんだお前は
と言う訳で此の図は愛しい愛しい閃一さんに頼まれて(命令されて??)上に乗っかる美里さん、という構図になっております。
でもって、下から突き上げる度に物凄く気持ち良さそうに喘ぐ嫁の姿に味を占めた旦那様は以来えっ/ちの度に嫁を上に乗っからせようとベッドの上にわざとらしく横たわってあげるのでした(そんなオチ要らねぇえええええええ)
そしてそんな旦那様の思惑に全く気付かず、天然な嫁は恥ずかしがりながらも
美里「もう///閃一様は此の体位がよっぽどお気に入りなんですね」
と詰りながらも結局は旦那様の言い成りになる可愛い嫁を私に下さい←
まだまだ続くよー
※抱き合うせんみさ
どうでもいいけど、内容は怖い夢を見てしまった美里さんが閃一さんに甘えるという内容です(しかも情事の後)
閃一「大分魘(うな)されていた様だが‥大丈夫か??」
美里「はい。でも‥凄く、怖かったです」
閃一「一体どんな夢を見たんだ??」
美里「(少し躊躇いながらも)…‥閃一様が浮気して、別れようって一方的に言われて振られる夢でした」
閃一「!!!!!(今にも泣き出しそうな美里さんの表情を見て大きく目を見開く閃一さん)」
美里「(たかが夢の中の事だと思いつつ、其れでも閃一さんの事が大好きで大好きで仕方ない美里さんは涙を抑える事が出来ず)わたし、貴方の事が本当に本当に大好きなの。だからお願い‥私の事、嫌いになったり捨てたりしないでね??ずっとずっと、一緒に居てね??(甘える様に閃一さんの身体にぎゅうっとしがみつく)」
閃一「(そんな美里さんが堪らなくいじらしくて可愛いと再度痛感させられた閃一さんは僅かに頬を緩め)あぁ、ずっと一緒に居よう。俺も君の事が、大好きだ―――」
無駄に甘いw
しかも、もうそろそろ胸焼けするだろ!!ってくらい。
でもたまーに甘いテイストのお話も書きたくなるんですよねぇ。
基本せんみさは本編が悲恋で終わっているという事もあり、絶対に結ばれないのがセオリーなんですが。
まぁ、こういうのもいいよね!!
旦那大好きな嫁が好きだから。
最後です。
※朝を共に迎える二人
事後、疲れ果てて眠ってしまった美里さんと、其れに釣られて何時の間にか寝てしまった閃一さんの構図。
でも朝起きたら大好きな閃一さんの顔がどあっぷであるとか、美里さんの立場からしたら幸せ過ぎる反面きゅんきゅんし過ぎて逆に苦しそうだ(どんだけ惚気てんだ)
はわわ、閃一様の寝顔がこんなに近くに〜っ///→あぁ、でもやっぱり素敵!!こんな素敵な人が私の恋人だなんて信じられないわ(惚れた弱味補正で三割増しくらいにカッコイイ、とか思ってそうw)→しかも私の身体とは全然違う‥手もゴツゴツしてるし胸板も硬くて男の人って感じだなぁ(と、閃一さんが眠っている事を良い事にべったりと彼の身体に抱き付く)→(が、其処までは良かったもののドキドキむらむらしてしまい)どうしよう///えっ/ちしたいなぁ。早く起きないかなぁ。寂しいなぁ→結局我慢出来ずに彼の身体に顔を埋めながら一人えっ/ちに突入or寝ている隙に朝からご奉仕(何処に、とは敢えて書かない)→旦那目覚めて何やってるんだ??と不機嫌な声で咎めつつも(低血圧なのでそう聞こえるだけで怒っている訳ではない)ノリノリで嫁に襲い掛かる(いつもより三割増しくらいに激しく)
‥‥…なんて脳内お花畑な思考回路してんだ!!と、思わず突っ込みたくなるくらい旦那ラブな嫁になっちまいましたが。
まぁ、せんみさはだいはるとの相違をハッキリさせる為にも嫁が旦那を好きで好きでしょうがない感を前面に押し出していく方向で今後は行きましょうか。
でも実際には旦那も旦那で、嫁に負けず劣らずベタ惚れなんですけどね。
そんなウザ甘いせんみさが作者は大好きです。
ほんでもってこっからはお待ちかねのゆうみさになります。
覚悟するよろし。
※文章が長すぎたので一旦区切ります