maindish黒バス(S)

□クロッカスよ永遠に
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「それはっ…!」

驚いたように高尾を見た。

高尾はその反応に満足して得意気に言う。

「以心伝心ってやつ?ま、俺は真ちゃんの相棒だしなー。」

すると、緑間はその花束を受け取って、

「…恩に着るのだよ。」

「へっ、いいって。でも今日はホントにどうしたんだよ。花屋がどこも売り切れだったとか?」

高尾の言葉を聞いて歯切れが悪そうにする緑間。

「いや、そういうわけでは…ないのだが…。」

「?何だよ、真ちゃん。」

うーん、と唸って黙る真ちゃん。

「あっ、かわいー女の子に『譲ってください!』とか言われてあげちゃったんだー。」

にやりと笑ってからかうと、真ちゃんがいきなり立ち上がった。

「そうではない!ただ親友からもらうとさらに運気が上がるとおは朝占いで言っていたから、お前から貰うのを待ってだな……っ。」


今度は高尾が目を見開いた。

今朝の占いにはまだ続きがあったのか。

それに、それって……

「真ちゃん、俺のこと親友って思って…?」

「べ、別に、人事を尽くしただけなのだよ!」


真ちゃん、否定はしないんだな。


それに俺が持ってくるかも分からないのに、買わなかったってことは、信頼してくれてるってこと…だよな?


「へへっ…。」

やば、嬉しいかも。

「な、何を笑っている。」

顔を赤くして高尾を睨む緑間。

「いやー、俺真ちゃんに親友って言われたからさー。」

「そ、そうは言ってないだろう!」

「照れんなって!」

「照れてなどいない!」


俺も信頼してんだぜ。

エース様。
























クロッカスの花言葉:「信頼」
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