つぶやき

□始まりは突然に
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「ベジータ!!おら、おめぇが大好きだ!」
「はぁ?気は確かか?カカロット?」
「確かだ!
ベジータはおらの事…好き?」
「……」
「なぁ?答えろよ…ベジータ」

「き、嫌いに決まってるだろ!!」

「そっか…やっぱりカカロットはキライか…」
「なっ、何だ貴様…やけに嬉しそう…だな?」
「な…なんでもねぇって…おら頑張るからな!」
「??」
「絶対おめぇの事幸せにしてやっから!」
「?意味がわからん!」
「まぁ…楽しみにしてろって!」



こんなやり取りがあったのがいつだったか思い出せないくらい
月日がたったある日


「カ、カカロット?」
「おら…頑張って、カカロットを」
「?え??カカロット?」

俺の目が霞んでいるのか?
カカロットがぼやけて見える

正確には2人居るように見える

「「ベジータ!!」」
「?!!!」
カカロットの声がハモって聞こえる
「「えへへ」」

嬉しそうに笑う黒髪のカカロットの隣に
苦笑いを浮かべる金髪のカカロットが…

「お…い!カカロット??何をしやがった!」
「何って…おめぇのキライなカカロットをだな
追い出す事に成功したんだ」

「?追い出す??
どっちもカカロットじゃないか!」

「おらは悟空だ!」
黒髪が言い放つ
「オレはカカロット…」
申し訳なさそうにつぶやく金髪

訳がわからない
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