バカとテストと断罪者

□第0問 俺と電話と文月学園
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?side

プルルルル
プルルルル
ピッ
「はいもしもし。

はい。

あっ文月学園の。

今家の整理をしている所です。

振り分け試験についての事ですか?

…そういえば今日でしたっけ。

はい、すっかり。

別に良いですよ。

だから、Fクラスでも良いですって言ったんです。

だってその方が面白いじゃないですか。

さあどうでしょうかね。

ではさようなら西村先生、始業式で会いましょう。」
ピッ。




「楽しみだ。」









鉄人side


プツッ
ツー、ツー、ツー、ツー。
ガチャ。

「うーん…。」

電話を終えた鉄人こと西村先生は唸っていた。

「どうしたんだい。」

そこに学園長が話しかけてきた。

「あっ学園長。いやぁ、来年度からの転入生の事なんですけど…。」

西村先生はそう言いながら転学

「あぁ。そいつがどうかしたのかい?」

「彼は振り分け試験に参加しなかったのでこのままだとFクラス行きだと言ったら、それで良いと即答したんです。」

「へぇ。」

学園長は答えながら資料を見始めた。

「あと、今朝問題を起こした女子についてですがどうしますか?」

「あぁ。そいつの罰はもう決めてある。」

「そう・・・ですか。では私はこれで。」

資料を見ながら即答され少し戸惑いながらも西村先生は帰っていった。









(・・・それにしても、なにをしでかすつもりかねぇ。)

そう思いながら学園長は転入生の資料を眺めていた。









([狩谷 音操(カリヤ ネク)])

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