Long

□4.
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4.




放課後は毎日部活がある



キセキの世代とやらがイケメン集団らしく体育館にはたくさんの女子が集まっている



「(青峰はイケメンだけどなぁ…)」




なんて心の中で呟きながら体育館に入る




入った瞬間 すごい熱気




「アッツ!なんじゃこれ!」




「ゲ…」




明らかに嫌そうな顔をした男の声



「青峰!差し入れしにきたよ!」



「おや、大輝へのお客さんかい」




「赤司…ちげーよ。変態ストーカーだ」





「あの…そちらの方は…?」




「あぁ、僕の名前は赤司征十郎。よろしく」




赤髪の珍しい目の色をした少年は赤司くんというらしい



「…あ、赤司くんね!私は名無しさん!よろしく」




すると後ろから




「赤司っちと青峰っちー!!!!何してるんスかー!!!?」



「お前たち何をしているのだよ。練習するぞ」



「赤ちーん、青ちーん」






なんかすごいデカイ集団が来た





「(…こ、これがキセキの世代か…!)」




「名無しさんさん、僕もいます」






「…ぇえ!?」




あ…黒子くんだったかな。同じクラスだったと思う…たぶん




「隣の席じゃないですか。忘れないでください」




「はは…ごめん」




数回しゃべったことしかなかったけど黒子くん…めちゃくちゃかわいい




「ん?誰っスかその子」




「あ、はじめまして!名無しさんです!青峰くんに差し入れしに来ました!」




黄瀬、緑間、紫原と順番に自己紹介をしていく




「こんなにキセキの世代がイケメン集団って聞いてませんし!!!!」



「お前、早く帰れ」




「嫌だ!まだ青峰に差し入れしてない!はい!レモンの蜂蜜漬け!」




パカっとタッパーを開けるとおいしそうなレモンが




「おー!おいしそうっスねー!」




「よかったら皆さんも食べてください!」




ぱくぱく食べ始めるキセキの世代





「…まぁさつきのよりはマシだな…」



「おいしかったっスー!また作ってくださいっス!」



「名無しさんちん料理うまいんだねー」



「まずくはないのだよ」




「うん、おいしかったよ。ご馳走様、名無しさん」



「わざわざありがとうございました」




わたくし名無しさん、仕事をやり切ったかのような気持ちでございます



「こんなんで良ければまた作ります!」







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