Long

□3.
1ページ/1ページ


3


体育館で衝撃発言をされて以来俺はあいつに毎日言い寄られてる



授業が終わり休み時間、あいつはやってくる



「青峰ーー!!!!!」



「チッ…おいテツ…あいつが来たらどっかいったって言っとけ」



「青峰くんも大変ですね」




大変どころじゃない




ストーカー並みにひっついてくる




めんどくせぇ…なんて思いながら次の授業をサボるため屋上に向かう




屋上に着いてこれでやっと寝れる…なんて思った矢先



「青峰いたー!」



「!?」



「青峰がいつも屋上でサボってるってこと知ってるんだからね!」



「しつけぇなお前…うぜぇ」



「なによ、好きって言ってるのに青峰何も言ってくれないじゃん」



「お前のことなんとも思ってねーよバカ」



「まっ、いーや。私もサボるとこなんだ。一緒に寝よっか」



「は!?」



名無しさんは青峰の隣に寝転がりくっつく




「離れろ死ね」



「青峰ツンデレなのー?ツンデレもいいね」



こいつ変態か



抵抗しても無駄だと思ったので青峰はそのまま眠りにつく




あれからどれくらい時間がたっただろう



気づけばとっくに授業も終わり放課後になっていた




「ふぁ、寝過ぎちまったな」




隣を見ると名無しさん




「(あー、こいつも寝てたんだっけ)」




寝顔を見ると肌が白く、すべすべで子供みたいな肌をしている




「(触ってみてぇ…)」




青峰は名無しさんの頬に触れる




すると




「ん…あお…みね………?」




自分の名前を寝起き特有のかすれた声で言うから思わずびっくりして手を離す




「お、起きたか」




「ん、いまなんじ?」





「もう放課後だ」




「うそっ!?!?」




いきなり大声をだす




「るっせーな」




「途中で起こしてくれればいいのにぃー。むー」




「お前の寝顔…アホ面すぎwwwwwwwブッ」



「なっ…!」




俺は一発殴られる

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ