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□同棲キセキ
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赤司
今日は残業で帰りが遅い
最寄り駅に着き、家路を急ぐ
『ただいまー』
「おかえり」
ドアを開けると飲みかけなのだろうマグカップを持った征十郎
「お疲れ。今日は遅かったな」
『うん、残業だったの。はー疲れた眠たい』
適当に靴を脱ぎぼすんとソファに座る
しばらくソファで目を瞑ってぼーっとしてたら
彼は隣に座り、ホットミルクの入ったマグカップをよこしてきた
『征十郎のつくったホットミルク好き。疲れとれる。』
「作るってなにも牛乳を温めただけだが?」
『征十郎が作るから、おいしいんだよ。多分』
「……多分ってなんだ」
眉を下げる征十郎
それはそれでかわいい
『明日も頑張れそうだー』
「それはなにより」
微笑む征十郎