雷と時々炎 番外編

□特別なお祭り
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ある日のギルドの2階ーー…



レイとラクサスがいた。







『ねぇ、ラクサス。』


「んだよ。」


『今日は夏祭りなんだって!
一緒にいこう!』


「ぜってぇ行かねぇ。」



そういい、ラクサスは眉間に皺を寄せる。




(なんでわざわざ嫌いな人混みの中に入って行かなきゃなんねぇんだよ。めんどくせぇ。)




『なんでー?』


「……。

仕事がある。」


『どうしても外せない?』


「あー…。
出来れば外したくねぇな。」




ラクサスがそう答えるとレイはシュンとなった。



『………。


そっかぁ…。
じゃあ、ナツ達も行くらしいからナツ達といこうかなぁ…?』



そう言った途端、ラクサスの眉がピクリと上がる。




「あ?

誰と行くって…?」



『ほぇ?
ナツ達とだよ?』



「………。


仕事は無しだ。
一緒に行くぞ、レイ。」


『本当ぉ?!
やったぁぁ!!』


そんなこんなで2人はギルドから出て家に帰った。








夕方、祭りーー……






『わぁぁっ!!
ラクサスみてみて!!

屋台が沢山でてる!!』



レイは目を輝かせていった。



「よかったな。」



そんなレイにラクサスは冷めた様に言った。




『あっ!!チョコバナナ!

ラクサスっ!買ってー!』



そんなラクサスに比べてレイは元気いっぱいに言った。



「…仕方ねぇなぁ。」



そういい、ラクサスはチョコバナナを一本買った。



『ラクサスはいらないの?』


「…俺はいい。」


『えー、美味しーのにー!』


「気分じゃねぇんだよ。」


『そっかぁ……。


あ、そうだ!

ねぇ、花火が綺麗に見れる様に今から一番いいとことっておこうよ!』



「あぁ。」





2人は川原の方へと向かった。




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