小さな光

□第8話 事件
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合唱コンクールも終わり2学期も終盤に差し掛かってきていた。
雅が1人で登校していると、

佐「みっやびー!!」

むぎゅッ

「ふぇッ!?
お、おはよ美羽ちゃん…」
佐「おはよー
相変わらず反応がかわえぇなぁ!」

と、美羽が抱きついてきた。
雅は最早慣れつつある。

佐「あれ?財前は?」
「光は朝練なんだって」
佐「ふーん…
ほな!一緒に行こうや!」
「うん!」

2人は仲良く登校した。


――――――――――――――――――――

今日から学校内はそわそわしだしている。
なぜなら期末テスト1週間前だからだ。
今は数学の時間。

数先「ほな、ここの所…細川分かるか?」
細「あー…分かりません…」
数先「やっぱ学年1の秀才でも分からんかぁ」

学年1位の細川にも解けないほどの問題を解いている。
他のクラスメイトも?を浮かべている。

数先「ほな…水月!」
「はい」
数先「ここ分かるか?」
「えっと…多分ですけど…」

雅は前に出て黒板に答えを書いた。

「これでどうですか?」
数先「おぉ!!大正解や!!」

雅は正解して見せたのだ。
これにはクラス全員が驚いた。

佐「凄いやん雅!あの細川に出来なかった問題が出来るなんて!」
「た、たまたまだよ…」

雅は照れている。
するとチャイムが鳴り授業は終了した。
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